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2025/12/24

ケルヴランのキャリア

日本ではケルヴランは元素転換説を提唱した人物として知られているが、もともとケルヴランがどのような仕事をしていたのかはあまり知られていない。

これについては『生物学的元素転換』の第9章「錬金術師の道程」に少し記しているが、その全貌が解明されたわけではない。

最近になってケルヴランが元素転換説とは関係のない著作を残していたことが判明した。それは『私たちの国土』というものである。 

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これは1941年にパリ大学の出版部から公刊されたもので、フランス各地の鉱物資源などについてまとめられた資料である。

ケルヴランは1930年代にサヴォワ県シャンベリーで技術教育視学を務めており、その当時も地元の雑誌『レビュー・ド・サヴォワ』に同様の記事を書いている。この著作はおそらくそれらの情報をまとめたもののようである。

技術教育視学という役職は聞き慣れないものだが、日本の文科省にも視学官という役職があるらしい。時代や国は異なるが、おそらくそれに近い業務をしていたものと推測される。

ケルヴランが元素転換説を公表したのは1960年であり、そのキャリアをリタイアした後だと思われる。日本では還暦に近い年齢であり、セカンドキャリアとして選んだのがフリタージュ研究活動ということになるのだろう。

そこからケルヴランは9冊の著作と30本以上の論文を公表していることは周知の事実である。その内容はともかく、バイタリティー溢れる後半生の活動は見習いたいものである。

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2025/12/03

V・M・クラショフの研究

最近まで知らなかったが、ロシアの物理学者のV・M・クラショフはT・M・サクノとともに元素転換反応に関する研究を行なっている。

二人は独立研究者のようだが、2002年には「微生物による石油の生成方法」という国際特許を取得しており、2014年には「微生物による同位体の転換方法」というロシア特許を取得している。

また2016年には「微生物による金・プラチナの生成方法」、そして2017年には「微生物による超ウラン元素の生成方法」という特許を取得している。

彼らはかなり以前から独自の研究を行なっていたようだが、ドクターから彼らの研究について聞いたことはなく、また論文に引用されたこともない。したがって全く独立的に研究を進めていたらしい。

彼らが実験に使用しているのはチオバチルス、すなわち硫黄細菌のようだが、これはドクターの実験にはこれまでに使用されたことのない微生物である。

その点では非常に興味深いのだが、実際にどのような実験を行なったのかは不透明な部分も多い。いくつかの特許は取得しているが、個々の実験に関する論文は公表されていないようである。また一部の特許はロシア語だけであり、内容を把握しにくい面もある。

一度メールを送ったことはあるのだが、今のところコンタクトは取れていないので、研究の詳細に関しては不明な点も多い。

しかしドクターとは異なる形でのアプローチを行なっているところは注目に値するので、今後も調査していきたいと思う次第である。


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