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2025/11/16

フェムト水素による核反応

CCSはおそらくコールドフュージョンの一部のケースには適用できるかもしれないが、生体組織における元素転換反応には適用できない。これについては次回のフリタージュ会議までの宿題にしておくので、フリタージュ・ブックスやドクターの論文を精査して各自検討して頂きたい。

フリタージュ反応のメカニズムについては、これまでにもニュートリノが酵素反応に関与するといったモデルが提示されているが、最近ある研究者の論文を偶然見つけたので紹介しておきたい。それは児玉紀行氏のフェムト水素による核反応に関する論文である。

ダウンロード - kodama01.pdf

児玉氏はコールドフュージョンの研究をされているみたいだが、これまでドクターと参加した学会でお会いしたことはなかった。フェムト水素というものも初めて聞いたが、これによって常温核融合とフリタージュ反応を統一的に説明することができるという趣旨のようである。

はたしてフェムト水素というものが存在するのかどうかは不明だが、CCSよりは実体的な反応メカニズムであり、これまでの実験結果と照合してみるのも面白いかもしれない。児玉氏はこのフェムト水素によるコールドフュージョンは核反応と化学反応の中間的なエネルギーで進行すると述べているが、興味深いことにケルヴランも同じような言葉を残している。

ケルヴランやドクターの研究は一つの軸ではあるが、それ以外にも様々な研究者が独自のアプローチを行なっていることに留意すべきだと思われる。

 

 

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2025/11/04

フリタージュ研究の乖離

ケルヴランの『生物学的元素転換』しか読んだことのない人は、ケルヴランの研究をドクターが継承していると考えているかもしれない。しかしケルヴランとドクターの研究には共通点より相違点のほうが多いと言える。

たとえばケルヴランの所説としてはフリタージュ反応は核子クラスターの分裂・融合に基づく反応だが、ドクターの論文には核子クラスターという概念は存在しない。またケルヴランの研究は生体組織に含まれる軽い元素が中心だが、ドクターの研究は鉄・マンガン以降の重い元素を対象としている。

ケルヴランの研究の問題点については『フリタージュの真実』に記しているが、それについてはドクターの著作でも批判されている。しかしドクターの研究もまた不完全であり、特にフリタージュ反応のメカニズムと理論的解釈については『未来のフリタージュ』に記載しているとおりである。

ドクターはコールドフュージョンとフリタージュ反応をCCS、すなわち量子のコヒーレント相関状態に基づく反応と考えている。このCCSはもともとレベデフ物理学研究所のV ・V・ドドノフが1980年代に確立した理論である。

現在、ブラジリア大学に在籍しているドドノフ博士にドクターの論文を送ったところ、CCSを常温核融合に適用することは誤りであるという返信を受け取った。しかしドドノフ博士の意見にも関わらず、ドクターは自説を曲げるつもりはないらしい。

具体的な説明は次回のフリタージュ会議で行なうことになると思うが、CCSはアハラノフ・ボーム効果のように実際に観測されたこともないし、理論的に破綻している。ドクターに限らず、コールドフュージョンの研究者は明らかに破綻している理論を主張している科学者が多い。この点については少し調べればわかることである。 

いずれにせよ私たちは、いかなる権威ある研究者の言葉も鵜呑みにすることなく、真実を追究することだけに専心すべきであることを銘記しておきたい。

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