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2025/06/12

全てはフリタージュのために (4)

最初の講演は私の「フリタージュ研究の沿革-生物学的元素転換の世界」である。実はもともとパワーポイントを作成する予定ではなかったが、たまたまネットショップでパワーポイントのディスクを入手したことがきっかけで、これまでの研究の流れをまとめてみようと考えたのである。

ドクターの論文や著作はまわりくどい表現が多いので、比較的コンパクトにまとめることを心がけた。そのため講演時間は30分程度だったが、後から参加者の方からわかりやすかったと言ってもらえたのは何よりである。

次の講演はドクターだが、ドクターの場合パワーポイントを作りすぎていてどれを使うのかわからなかった。案の定1時間を超えるレクチャーが続けられることになり、ドクターの研究に詳しくない方には啓発的だったかもしれないが、すでに研究内容を知っている私にとっては退屈な復習をさせられている感じだった。

三つ目の講演は吉野さんだったが、ここで少しトラブルがあった。ドクターのノートパソコンではなぜか表示できなかったので、弟が持参していたパソコンに切り替えて何とか講演が開始された。

ドクターの場合は英語でまくしたてられるので理解しにくい部分があったが、吉野さんの講演は思考フォーマットが異なる内容で、私やドクターでは思いつかないユニークな観点だった。

四番目の講演は私の「MRETアクティベーターとMRETウォーター」である。今回の参加者は13名だったが、その中でMRETアクティベーターを使用されている方は2名だった。そこでMRETウォーターについてあまりご存知ない方にも理解しやすい内容にまとめることを心がけたつもりである。講演を始めるにあたってMRETアクティベーターのデモンストレーションを行ない、その後活性水を参加者の皆さんに飲んでいただくようにした。講演後にアクティベーターのお問い合わせを頂いたので、実施した価値はあったものと考えている。

最後はドクターの講演だったが、これも1時間を超えるレクチャーで正直よく覚えていない。MRETウォーターの研究自体が膨大であり、もう少しテーマを絞りこんだ形でレクチャーしてもらいたかったと思う。

これまでのフリタージュ会議はほぼドクターの講演会という印象が強かったが、今回は私や吉野さんがそれぞれの講演を行ない、内容的にもバリエーションに富んでいたと思われるものだった。 

学会には学術団体と任意団体があるが、フリタージュ会議はそのどちらでもない。いわば志のある人が自由かつ独創的な見解を公表する器のようなものだと私は考えている。

もちろんフリタージュとMRETという軸はあるが、次回のフリタージュ会議で参加者各自が独自の見解を公表し、自由にディスカッションできるような日が来ることを心から願う次第である。

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