全てはフリタージュのために (2)
5月29日、盛岡は暑いくらいの晴天だった。周辺地図を見ていると北上川公園という所が近くにあるようなので、そこでサンドイッチでも食べようと思って歩いていった。
ところが着いてみると、そこは雑草の生い茂る河川敷で、公園として整備された場所は微塵もなかった。観光資源に乏しいのかもしれないが、こんな所を公園と偽る姑息な根性が気に入らなかった。
三ツ石神社もかなり距離があったが、パンフレットとはかなり印象の異なる小さな神社で、歩いていって疲れただけだった。おそらく盛岡に来ることは二度とないだろう。
5月30日、ICCFはこの日の昼まで開催されるが、私はホテルをチェックアウトしたらすぐ駅に向かうとドクターに伝えていた。最後まで参加したいのなら後から一人で来ればいいというと、ドクターは一緒に横浜に向かうと言った。
この日は曇りで関東方面では雨が降っているらしい。私は帰り道に福島の廃炉資料館に立ち寄ろうと考えていたが、天候も悪く電車の乗り替えも煩雑なので、横浜に直行することにした。
ようやく横浜に到着してホテルにチェックインすると、明日のフリタージュ会議のために会議室を確認させてもらった。ホテルに呼んだ弟とドクターとともにパソコンの接続等を確認していると、ホテルのスタッフから予約は明日なので今日は使わないようにという注意を受けた。どこもかしこもこういう対応である。
ドクターのパソコンでも接続できることは確認したが、明日の会議には一応弟にノートパソコンを持ってきてもらうようにした。全ての準備は整えたが、天候だけが気がかりだった。
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