« 異次元の扉 | トップページ

2023/09/14

モロッコの地震と原子核パリンジェネシス

先日モロッコでM6.8の地震が生じ、各地で大きな被害が出ているらしい。この地震の震源地はマラケシュ南西部のアトラス山脈とされている。

ケルヴランの盟友、G・シューベルはモロッコ地質調査局の局長を務めており、アトラス山脈のみならずモロッコ全土の地質調査を行なっていた。特に今回の震源地の近くにはティシュカやアズゴールといった花崗岩体が分布しており、これらに対してG・シューベルは強い関心をもっていた。

というのも、その地域は花崗岩質マグマを生成する地質条件をそなえておらず、このような花崗岩体が形成されることはまず不可能な状況だったからである。

これについてはG・シューベル以外にもH・テルミエなどが指摘しており、こうした事実を踏まえて彼は原子核パリンジェネシス仮説を提唱したのである。

もちろん今回のモロッコの地震と原子核パリンジェネシスを安易に結びつけるわけにはいかないが、プレート境界のないアフリカ北西部におけるこれほど大きな地震の原因を未知の活断層に帰結させることは難しいのではないだろうか。

また今回の地震には不思議な発光現象も生じていたという。もしかすると原子核パリンジェネシスによってこれらの現象を包括的に解釈することが可能になるかもしれない。

|

« 異次元の扉 | トップページ

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 異次元の扉 | トップページ