『生物学的元素転換』第13刷
『生物学的元素転換』の在庫が少なくなってきたので新版制作に向けてオペを進めている。三年ぶりの改訂になるが、内容的に大きな変更点はない。文章としての読みやすさに重点をおいて全体的な編集を行なっている。毎回このオペにはかなりの時間とエネルギーを費やしているが、本の価格は変更しない予定である。
この著作は1966年に公刊されたものだが、ケルヴランとしては初期の三部作以降の普及版といえるものであり、レマール・ブーシェ法との関係性があった時代でもある。そのため第一章は元素に関する化学知識の復習になっており、また比較的農業に関する内容が多く収録されている。
第一章はある意味番組の前説のようなものなので省略しても構わないと思うが、ケルヴランの認識や元素転換に対するスタンスもかいまみえる部分がある。また個人的な判断で原書の内容を取捨選択するのもどうかと思うので、このまま残しておこうと思う。
今月末にはオペを完了し、この古くて新しい著作の新版を制作したいと考えている。
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