語られざる真実
『フリタージュの真実』はケルヴランの研究の沿革を概観することができる重要な著作であり、世界的にもこの本に記されているような真実を知る人は非常に限られている。しかしそこにはまだ深い闇に隠されているいくつかの謎が存在する。そしてその鍵を握っているのはケルヴラン以前に元素転換の研究を行なっていたP・バランジェである。
バランジェの研究については1959年の『S&V』に掲載された記事を収録しているが、それ以外に彼が元素転換について公表した論文は2本しか存在しない。バランジェは1955年から植物による元素転換実験を行なっていたと伝えられるが、その全貌はベールに包まれており、もはやそれを知る手がかりは失われたものと考えられていた。
ところがバランジェの死後、生前の彼と親交があったJ・M・ガセロンという人物がバランジェの遺族とコンタクトを取り、彼が残した膨大な研究資料を再構成して一つの著作を完成させていたのである。そしてそこには『フリタージュの真実』に残された謎を解明する<もう一つの真実>が記されていた。
はたしてケルヴランの影で語らずに去ったバランジェが残した真実とは何か。そして暗黙のうちに彼が何を目指していたのかを追求していこうと思う。
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コメント
それ初めて知りました!
シューマン共振と共に興味深い!
ちなみに今私はロボットとプログラミングの勉強してます。
フリタージュと外れてますが、細胞の進化についてロボットという形で表現できるようになればいいなと思ってます。
ゆくゆくは以前話してた特定の元素にだけ反応する微生物の謎に挑めそうです
投稿: よしの | 2019/06/28 20:00
コメントありがとうございます。
近年のAIの進歩は目覚ましいですね。
ゲノム配列だけではなく、AIシーケンサーで量子トンネリングを解析できるようになれば、フリタージュ反応のイメージングが可能になると思います。
投稿: Frittage | 2019/06/28 20:19