夏休みの自由研究
暑い日々が続いているが、この夏の自由研究としてMRETウォーターによるカイワレダイコンの栽培を行なってみた。以下にその概要を記しておきたい。
市販されているカイワレダイコンの種子を20個ずつ選定し、ガラス容器に入れたスポンジにMRETウォーターを浸み込ませて、その中央部にそれぞれの種子を置いた。左側が30分活性水で、右側が60分活性水である。
MRETウォーターは市販の浄水器(東レ・トレビーノPT303)を通した浄水を活性処理して使用した。毎日の蒸発量は少なかったので、最初に活性化したMRETウォーターをスプレーに入れて冷蔵保管し、水分が少なくなったときに補充した。
実験開始から3日目にはそれぞれの種子が発芽の兆候を示した。画像からもわかるように、60分活性水を与えた種子のほうがより多く発芽しているこようにみえる。
実験開始から4日目には、それぞれの種子から新芽が伸びるようになった。この時点から光合成を促進するために、日中にはベランダにガラス容器を置いて日光に当てるようにした。
発芽は60分活性水のほうが多かったように見えたのだが、30分活性水のほうも新芽が出てから成長が早くなったように見える。
それぞれの成長は順調に見えたが、中央に種子を密集させたためにお互いの成長の邪魔するような形になり、なかなか成長できない新芽も現れた。
実験開始から7日目の状態。これ以降はほぼ成長の状態に変化が見られなくなった。30分活性水のほうが生育状態が良いように見える。
実験開始から10日目の状態。成長のピークは超えたと思われたので、この時点で実験を終了した。
30分活性水を与えたカイワレダイコンの生育状態。5本ほどの新芽が7cmを超える成長を示している。
60分活性水を与えたカイワレダイコンの生育状態。7cmを超える新芽は1本に過ぎない。
ヴィソツキー博士の実験では、30分活性水より60分活性水を与えた植物のほうが全般的に良好な生育状態を示していた。しかし今回の実験では30分活性水のほうが良い結果を示している。
植物の品種によって実験結果のばらつきが出ることはドクターの実験でも示されているので、これはこれとして大らかに受け入れるべきだろう。ドクターが使用したのはウクライナで入手できる野菜の品種であり、また使用された水も日本の軟水とは少し異なる成分が微量に含まれていた可能性もある。
今回の実験では種子を密集させたため、一つ一つの新芽にとって成長環境が最善ではなかったかもしれない。また事前に種子をMRETウォーターに浸していれば発芽状態も異なっていた可能性もある。これらの点は今後の実験で試してみようと考えている。
なお生育したハツカダイコンはドレッシングをかけておいしく頂いた。心なしか苦味が強く感じられたことが印象的である。
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