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2016/12/26

ローマの中空十二面体

ゼムリアの資料を調べていて少し興味深いものを発見した。それは「ローマの中空十二面体」というものである。

ギリシャの哲学者プラトンは対話篇『ティマイオス』の中で、後に「プラトン立体」と呼ばれることになる正多面体について記しているが、いくつかの古代文明の出土品には多面体の形状をもつものが発見されている。その中でも特に奇妙なものは正十二面体の形をした人工物であり、それは通称として「ローマの中空十二面体」と呼ばれている。

Dodec1この「ローマの中空十二面体」の一般的な形状は正十二面体の各面に円形の穴が空いており、また各頂点には小さな球状の突起物が付いている。

中空十二面体の最も古い出土品はBC10世紀頃の古代イタリアのもので、エトルリア文明の産物と考えられている。またAD2世紀前後にはヨーロッパ各地で作られていたと見られる。

同様の形をした出土品はAD4世紀頃のアメリカでも発見されており、またBC5世紀頃のタイでは純金製の中空十二面体が発見されている。しかしこれらの中空十二面体がいかなる意図によって作り出され、またどのような形で使用されたのかについては全く不明とされている。

1142199_1ブルガリアの研究者R・コストフによると、中空十二面体は12枚の面をもっているためカレンダーや占星術の道具だという意見もあるが、純金や青銅で作られている点を考えると何らかの宗教儀式の用具かもしれないという。

私から見ると、この中空十二面体の形状はMRETウォーターのクラスレート構造に酷似している。時代や場所も異なる地域からほぼ同じ形状をもつものが発見されているということは、古代文明を築いた人々は直観的に水の本質を理解していて、それを普遍的な象徴として表現したのかもしれない。興味のある人は "Roman Dodecahedron"で検索してもらえば新しい知見が得られるだろう。



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2016/12/20

MRETスタンド

ヴィソツキー博士の講演会以降、様々な方からMRETアクティベーターのご注文を頂いている。その活用方法についてはひととおりお伝えしていると思うが、創意工夫してMRETウォーターを楽しんで頂きたい。

たとえば年末にかけて大掃除をされる方も多いと思うが、MRETウォーターには雑菌の繁殖を抑制する効果もあるので拭き掃除には最適である。ただし寒い時季の水掃除は辛いという方はスプレーに入れたMRETウォーターを吹きかけてウエスで拭き取るという方法でもよいと思う。汚れたウエスは漂白剤を加えたMRETウォーターに浸してから乾燥させれば臭いも抑制されるので試してみて頂きたい。

また化粧水や健康飲料を活性化させたいという方もいると思うが、いちいちアクティベーターの容器に移し変えるのは手間もかかるしロスも出る。そのような場合は以下のMRETスタンドを参考にして頂きたい。

Mreta左の画像は綿棒のケースを加工して作ったものだが、発信体の直径は5cmなので、同じ大きさの穴を底にあけて蓋の枠を接合させるとこのようなスタンドになる。

ただしこれでは小型の容器に入ったものしか活性化できないので、アクリル板を使ってもう少し大きなスタンドを試作してみた。

Mretc左がそのスタンドだが、180×320mmのアクリル板を加工して六本脚の形に仕上げている。

一辺30mmの六角形が発振体の周囲に外接しており、脚の部分はアクリルヒーターによって曲げ加工を行なった。これならかなり大きい容器にも対応することが可能である。

発振体の重さは約250gだが、六本脚なので2mm厚のアクリル板でも強度は十分である。ただし四本脚にする場合はもう少し設計を変える必要があるだろう。それぞれの用途に合わせて参考にして頂ければ幸いである。

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2016/12/12

キャプテンフューチャーとフリタージュ

Resize_image今から38年前の1978年にNHKで『キャプテンフューチャー』というSFアニメが放映されていた。このアニメはその後一度も再放送されることはなかったが、今年になってようやくブルーレイBOXがリリースされた。

当時私は中学生だったが、そろそろ子供だましのアニメ番組に興ざめを感じていた。そこでこの作品にもあまり期待はしていなかった。

ところがその内容はたしかにサイエンス・フィクションなのだが、科学考証がしっかりしていてストーリー展開にも合理的な説得力があった。どちらかという文系人間の私が理系に進んだのはこのアニメがきっかけだったといっても過言ではない。

当時はビデオデッキの販売も始まっていない時代なので、毎回テレビにテープレコーダーを接続して録音し、繰り返し聴いたものである。そのため今でも主要な台詞は明確に覚えている。

今回リリースされたブルーレイを観ると、「幻影の惑星」という回の中に<神の灰>というものが出てくる。それは戦いを拒んできた原住民が地球人の侵略に対して使った最終兵器である。この<神の灰>はある種の微生物の胞子であり、休眠状態で金属に付着すると急速に腐食作用を生じるものとして描かれている。

原作者のエドモンド・ハミルトンが『キャプテンフューチャー』シリーズを公表したのは1940年代なので、ケルヴランの元素転換説を知ることなく構想されたものらしい。SF作家の想像力もあながち非現実とはいえないかもしれない。

年末年始はどのみち観たい番組もないと思うので、『キャプテンフューチャー』の世界観をじっくり楽しみたいと考えている。


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2016/12/02

MRETアクティベーターについて

ヴィソツキー博士の講演会の終了後に数名の参加者の方から話しかけて頂いたことは普段孤独な作業をしている私には特に印象深いことだった。できれば時間の許すかぎりお話したいところだったが、挨拶程度でお別れしなくてはならなかったことは心残りではあった。

その後、七沢研究所の方々と夕食を共にしたあと、ホテルの前で羽田空港に向かうリムジンバスに乗りこんだドクターを見送った。後に届いたメールによると羽田発の飛行機が遅れたため、キエフまでの乗り換えも大幅に遅れが出たそうである。

ようやくゆっくり寛げると思ってホテルに入ったところ、スマホに何件かメールが届いていた。驚いたことに、それはつい数時間前の講演会に参加された方からのMRETアクティベーター注文のメールだった。

MRETアクティベーターについては、かつては小冊子『MRETウォーター』も作って普及販売していたが、研究内容の無断盗用が続発したためにこのブログでは情報公開を中止している。ヴィソツキー博士の研究に対するリスペクトもなく目先の利益のために無断で情報を流用しようとする者がいるかぎり、この方針を変えるつもりはない。しかしMRETアクティベーターの購入者には難しい理論はともかく、実践的な面で適切なサポートをしていきたいと考えている。

また皆さんもご存じのとおり、アメリカ大統領選以降に為替レートが急激に変動している。為替レートが10%も変動すると商品だけでなく輸送コストも高騰するため、来年以降はMRETアクティベーターを値上げせざるをえないかもしれない。年内にご注文頂いた方は現行の価格のままなのでご安心頂きたいが、来年以降は価格を改定する予定なので、購入を検討されている方にはご了承頂きたい。

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