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2016/10/17

研究者との交流

10月6日、前日の一件で心身ともに疲労していたので今日はホテルで休息しておこうと考えていた。ところがタイミングよくシェーバーの電池が切れてしまい、買いに行く羽目になる。ついでといっては何だが、今回のICCF-20にはカザフスタン・カスピ大学のG・V・タラセンコ教授も参加していて研究レポートをポスターとして掲示していた。そのポスターの撮影だけしてホテルに戻ろうと考えていた。

ICCFの会場に到着するとタラセンコ教授のポスターを撮影する。タラセンコ教授の研究テーマは地質学におけるコールド・フュージョンであり、今回の研究レポートではカザフスタン・アルタイ山地に産出する球状ノジュールに関する組成分析が示されていた。それによるとノジュールの表層部には珪酸分が多く鉄分が少ないのだが、中心部に近づくにつれて珪酸分が減少して鉄分が増加しているという測定結果が出たというのである。

しばらく撮影に集中していると後ろから誰かが声をかけてきた。振り向くと背の高い紳士が穏やかな笑みを浮かべている。カザフスタンのタラセンコ教授本人だった。

私は数年前にメールを送ったことを伝え、なぜこのような鉄と珪酸分の相対的変動が生じたのかを尋ねたが、タラセンコ教授はあまり英語が得意ではなく明確な回答は得られなかった。助手の人が言うにはタラセンコ教授は早めに帰国しなくてはならないので、このポスターを私にプレゼントしてくれるということだった。思いがけない申し出に感謝することしきりである。

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ICCFにはほかにも興味深い研究をしている人がいた。ある研究レポートを見ていると、原子核の構造はアルファ粒子が不均一なエネルギーで結合していることが記されていた。すると「Do you have any question?」と話しかけてくれる人がいた。その人は独自に研究をしているフィリペ・ハットという人で、戴いた名刺には国際コンサルタントと書いてあった。

アルファ粒子がクラスター構造を形成しているという考え方はケルヴランの核子クラスターの概念と同じである。そこで彼にケルヴランのことを知っているか聞いてみたが、あまりピンときていない印象だった。ちなみに以下は彼のサイトである。 http://www.philippehatt.com

ヴィソツキー博士やタラセンコ教授、そしてフィリペ・ハットの研究はコールド・フュージョンの世界では異質かもしれないが、そこにケルヴランとのつながりが感じられることは興味深いことである。体は疲れていたが、実りある収穫に満足感を覚えた一日だった。

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