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2016/10/23

誓いを叶える日

10月7日、この日私たちは仙台から福島、そして東京へと向かった。七沢研究所のスタッフの方とはAM10:00に仙台駅で合流する予定だったので、9時半にホテルをチェックアウトして駅に向かった。

その途中にICCF-20の会場になったAERビルがそびえ立っているが、私はタラセンコ教授のポスターのことを考えていた。彼は私にポスターをプレゼントしてくれるといっていたが、勝手にポスターを剥がすのも気が引ける。合流時刻も近づいていたし、せっかくのご好意だが諦めるしかないか。。

そう思いながら会場のビルを通り過ぎようとしていたら、突然ドクターが「タラセンコと話をしたんだろう?ポスターを取ってくるからここで待っててくれ。」と言い残してビルの奥に消えていった。私はあぜんとしながらも、そういえばドクターとタラセンコ教授は長年の友人だと言っていたことを思い出した。おそらく昨日私が帰ったあとにタラセンコ教授がドクターに伝えてくれたのだろう。

ほどなくしてドクターは自分のポスターとタラセンコ教授のポスターをかかえて戻ってきた。ポスターが手に入ったことも嬉しかったが、私のために二人が協力してくれたことがとても嬉しく思われた。

この日は秋晴れの好天だった。仙台駅で七沢研究所の森田氏と合流すると、私たちは福島に向かう新幹線に乗りこんだ。三年前に仙台でフリタージュ会議を開催したときにはスケジュールの都合で福島に立ち寄ることはできなかった。

チェルノブイリ原発事故を経験したドクターは、あのとき何もいわず窓の外を眺めていたが、その思いは切なく伝わってきた。私は次の機会があれば必ず福島を訪れようと心に誓っていた。そして今、その誓いを叶えるときが来たのである。

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