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2016/04/13

第2回フリタージュ会議の概要

ヴィソツキー博士の来日スケジュールが明確になったので、第2回フリタージュ会議を以下のような形で開催することをお知らせしたい。

開催日時: 平成28年5月28日(土) PM1:00~4:30

開催場所: <やまと会議室> 2F会議室B (http://www.yamatobill.jp/)

会議内容:

(1) 「メタン菌による放射性同位体の元素転換反応とその理論的背景」

(2) 「MRETウォーターの生物物理学的特性と医学的応用の可能性」

(3) 参加者との質疑応答・研究内容に関するディスカッション

参加費: 3500円

参加資格: フリタージュ・ブックスの購読者

『未来のフリタージュ』を購入された方には参加要項のDMを今月中に発送する予定である。また参加を希望される方にはDMをお送りするので別途お問い合わせ頂きたい。

前回のフリタージュ会議は民間企業の施設を会場としていたため、開催上の制約があったが、今回はドクターが参加される学会会場に近い場所を借りて行なう予定である。そのため、前回よりはリラックスした形でドクターの最新の研究成果を知ることができる絶好の機会になるものと考えている。

なお今回の会場の収容人数は30名なので、参加のお申し込みはできるだけお早めにお願いしたい。また内容に関するお問い合わせや参加の決定が遅くなる場合は、事前にご連絡頂ければ幸いである。

交通アクセスについては、東日本の方はJR京都駅から、西日本の方はJR新大阪駅から近鉄奈良線を利用されるのがよいと思う。

また今回の会議当日は土曜日なので、近県の方は日帰りすることもできると思うが、ホテルに一泊して日曜日に春日大社などを観光されるのも良いのではないだろうか。ただしドクターは日曜日に帰国されるので、残念ながら一緒に観光することは難しいと思われる。

限られた時間ではあるが、参加される皆さんとともに有意義な時間を持てることをドクターとともに楽しみにしている次第である。

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2016/04/09

X線レーザー国際会議

先日、ヴィソツキー博士から唐突なメールが届いた。それは5月に奈良で開催される第15回X線レーザー国際会議に参加するために来日するという内容だった。(http://www.kansai.qst.go.jp/icxrl2016/)

先日ようやくプログラムが公表されたので確認してみると、ドクターの名前が見つかったので参加登録はしているようである。ドクターはこの機会にフリタージュ会議を開けないかと私に尋ねてきた。

この学会の会期は5月22日から27日であり、日曜日から金曜日というスケジュールになる。今回ドクターは大阪経由で入国するということなので、フリタージュ会議を開くとしたら大阪か奈良で開催することになるだろう。

ただし問題は開催日である。平日では参加したい人も参加できないおそれがあるので、学会の前後の土日に開催できるようにスケジュールの調整をドクターに要請しているが、今のところ明確な返事は届いていない。

今回の来日も資金繰りに苦しんでいるみたいなので、できることならフリタージュ会議を開催することによって少しでもドクターを支援したいと考えている。またこれは10月に仙台市で開催されるICCF-20とは異なり、関西地方でフリタージュ会議を開催できるチャンスでもある。

また新たな動向がありしだい報告するつもりだが、何か要望やアイディアがある方はご連絡頂きたいと願う次第である。

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2016/04/04

ファヴォルスカヤの鉱脈

『キミヤ・イ・ジン』にその概要が示された地球結晶体モデルだが、この記事には素晴らしいおまけが付いている。それはソビエト科学アカデミーの地質学者、M・A・ファヴォルスカヤによる「<巨大な結晶>について」というコメントである。

「あらゆる地質学者は継続的に地球化学的現象が生じているこのモデルの交点に強い関心を抱くことだろう。それらの現象は地球の構造に異常なシステムが存在することを証明しており、その原因を探求することが必要である。さらに鉱物資源の巨大な鉱床とその活性地帯が様々なケースで一致するのであれば、この問題への関心はますます強くなるだろう。」

ファヴォルスカヤは地球が結晶体として形成されたというゴンチャロフたちの見解については否定しているものの、このモデルの有効性については一定の評価をしており、そのいくつかの交点と鉱床地帯の一致について強い関心を抱いている。ソビエト科学アカデミーの科学者が全く専門外の人間が提起した仮説についてコメントすることはきわめて異例のことである。

マリナ・ファヴォルスカヤはソビエト科学アカデミー鉱床学研究所の地質学者であり、アルメニアやカムチャッカ半島、沿海州のシホーテ・アリンの火山活動に関する先駆的な研究を行なった人物である。シホーテ・アリンといっても日本ではほとんど知られていないが、ハバロフスク-ウラジオストックに至るその構造線は、大陸と一体化していた古代の日本列島にもつながっていたとも言われている。

ファヴォルスカヤは火山活動と鉱床形成との関連性に強い関心をもっており、おそらくその観点からゼムリア仮説の可能性を評価していたものと思われる。最近になって彼女の著作を数冊入手することができたので、もう少しその鉱脈の源泉を掘り起こしてみたいと考えている。

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