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2016/01/19

錬金術師への手紙

新年を迎えるときにはヴィソツキー博士とレオン・ゲゲンに必ず年賀状を送っている。しかし外国人には年賀状を送る習慣がないのか、彼らの返信はいつもメールで送られてくる。

レオン・ゲゲンには昨年パリで起こったテロ事件に対する哀悼の意を記しておいたが、例年どおり新年の挨拶のメールが届いた。いつもならそれで話は終わりになるのだが、私は彼がかつてケルヴランと個人的に手紙のやりとりをしたと言っていたことを思い出し、当時どのような意見交換をしたのか教えてほしいと伝えた。しかし彼からのメールはそこで途絶えていた。

レオンとケルヴランが激しい論争を繰り広げたことは『フリタージュの真実』に記したとおりだが、それはもはや40年前のことである。その当時の手紙など保管していることはありえないだろう。そう考えていた数日後、意外なことに再びレオンからのメールが届いた。そしてそのメールに添付されていたファイルは当時彼がケルヴランに送った手紙だったのである。

Leonこの手紙の日付は1972年5月であり、『フリタージュの真実』で言えばちょうど『レゾ・プレザンテ』や『ラ・リシェルシェ』における論争の時期に一致している。レオンによると、ケルヴランから送られてきた手紙はあまりにも攻撃的で科学的価値のないものだったので処分したとのことだった。ケルヴランの手紙の内容がわからないのは残念だが、このレオンの返信を調べていくと当時の彼らの論点が明確になっていくかもしれない。

レオンは他にも当時の資料をいくつかのPDFファイルとして送ってくれた。論争当時は30代だった彼も現在は80才近い年齢である。このような資料はフランスの古書店でもまず見つかることはなく、今回のような機会がなければ歴史の闇に消えてしまう可能性もあっただろう。今後、これらの資料を解読して新たなる真実を明らかにしたいと考えている。

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2016/01/07

第2回フリタージュ会議の構想

今年の10月、ICCF-20が仙台市で開催される。(http://www.iccf20.net)

まだ確定したわけではないが、ヴィソツキー博士も来日して参加する意向である。そこでいくつかのプランを検討しているが、その一つとして第2回フリタージュ会議を開催する案が浮上している。

前回のフリタージュ会議は仙台で行なったが、これはドクターの来日をサポートしてくれた企業が仙台市にあったためである。今年のICCF-20は奇しくも仙台市で開かれるが、フリタージュ会議を開催する場合は仙台にこだわる必要はない。ICCF-20が終了した後に東京近郊で会議を行ない、ドクターを成田に送るというプランも可能だと思われる。ただし、そのためにはドクターにスケジュールをあらかじめ調整してもらう必要があるだろう。

ICCF-20に参加するには約8万円の参加費と仙台までの旅費や宿泊費が必要になる。遠方から参加する場合は20万円以上かかるかもしれない。しかし都内で会議室を借りて会合を開くことができれば、はるかに低いコストでドクターの講演を聴いて質疑応答やディスカッションすることも可能である。前回のフリタージュ会議の参加費は3500円だったが、私としては収益性は全く考えていないので、参加人数が10名程度なら部屋のレンタル代にはなるだろう。残りはドクターのおみやげ代にしてもらうつもりである。

だが問題はどのような会議を行なうのかである。ドクターの講演内容を私が解説することもできるが、単なる「学会ごっこ」ならやる必要はない。

私としてはドクターの研究に関する本質的な議論をしたいと考えている。たとえば元素転換については『未来のフリタージュ』に記したような細胞や遺伝子レベルのメカニズムの検討や、微生物のフリタージュ反応に基づくオメガ計画のようなモデルの構築が上げられる。またMRETに関していえば、MRETウォーターの作用を電磁波によるホメオパシーと捉えることもできるのではないだろうか。そしてそこからホメオパシーの原理や作用メカニズムを別の角度から理解することも可能かもしれない。

「まだ先の話だろう」と思った人もいるかもしれないが、時間などあってないようなものである。関心のある方はぜひご意見・ご要望をお聞かせ頂きたい。その上でできるだけ早くプランを決定し、その実現のための作業を進めたいと考えている。

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