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2015/12/15

ワールドフォーラムのシンポジウム

最近、ホメオパシー関係の方から『生物学的元素転換』のご注文が続いていたので、不思議に思い調べてみると、ワールドフォーラムという所で「生体元素転換の謎を解く!」というシンポジウムが来年の1月に開かれるらしい。
http://www.worldforum.jp/information/2016/01.html
このシンポジウムでは新潟大学の安保徹氏と吉田一敏氏が生物学的元素転換に関連する講演を行なうようである。

まず最初に断っておかなくてはならないが、このシンポジウムおよび関連団体は当方とは全く無関係である。したがって両氏がどのような講演を行なうのかも知らないし、またその内容についても全く関知していない。

これまでに安保氏と吉田氏から当社に『生物学的元素転換』の注文を頂いたことはないので、彼らはその内容を読んだことはないものと思われる。したがって両氏がその講演において何を語られるのかは知らないが、当方とは全く無関係であることは強調しておきたい。

しかし、もし免疫学の観点から元素転換の可能性が示唆されるのであれば、それはそれで興味深いと思われる。
たとえば免疫系における食細胞やNK細胞、マクロファージの作用に元素転換が関連している可能性があるのなら、さらに研究する価値はあるだろう。
この機会に生物学的元素転換に関心を抱いた方は、ぜひ当社の『生物学的元素転換』で基礎的な理解を深めて頂きたいものである。

また私自身はこのシンポジウムに参加する予定はないが、もし参加された方から興味深い話を聞かせて頂ければ幸いである。

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2015/12/10

ICCF-19のパワーポイント

すでにご存知の方も多いと思うが、ヴィソツキー博士はイタリアで開催されたICCF-19において新しい研究を公表している。そのタイトルは「有機質海泥におけるメタン菌によるセシウム133からバリウムへの元素転換反応」である。

ドクターの講演はYoutubeでも視聴することはできるが、その概要を把握することはかなり困難である。そこで何度か論文の送付を依頼したのだが、なぜか送ってもらうことはできなかった。

この研究については専門誌に公表されたこともないようなので、入手することはなかば諦めていた。ところが最近、ふと思いついてモスクワ大学のエレーナにこの論文について尋ねたところ、パワーポイントのPDFを送付してくれたのである。

Met01このPDFには33枚のパワーポイント・スライドが収録されている。過去の研究やCCS理論についてはある程度理解できるが、メタン菌の実験プロトコルについては詳しく解説されていないので、実に理解しにくい内容である。そこでドクターに何回か質問を重ねて、ようやくその概要を把握しつつあるところである。

ポイントとなるのはセシウム137ではなくセシウム133による実験であり、これまでのような好気性ではなく嫌気性環境における元素転換反応だという点である。

またこれは偶然の一致ではあるが、『未来のフリタージュ』の中で取り上げたミトコンドリアやDNAの修復プロセスについても言及されている。今後、翻訳と調査を重ねて包括的な資料として完成させたいと考えている。


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