最後のフリタージュ・ブックス
先月にドクターの著作の第2刷を制作したばかりだが、もう一冊新しい著作を作らなければならない。そしてそれは最後のフリタージュ・ブックスになるだろう。
この新しい著作のタイトルは『未来のフリタージュ』である。位置付けとしてはケルヴランの研究の沿革をまとめた『フリタージュの真実』の続編ということになる。だが、この著作にはケルヴランは名前しか登場しない。
これまでに私はケルヴランの著作を翻訳し、そして現代のフリタージュ研究の最高峰としてドクターの著作の翻訳書を完成させた。つまりケルヴラン-ヴィソツキーといったメインストリームが軸になっているわけだが、それとは異なる形で研究を行なった科学者も数多く存在する。そこで特に21世紀以降に行なわれた研究を中心に、様々な角度からフリタージュ反応の本質にアプローチした著作が『未来のフリタージュ』である。
具体的にはS・フェイレ博士のフォートヒル培養菌による実験やJ・P・ビベリアン博士のマリノバクター実験、ICCF-16のワークショップで公表されたR・ジョージ博士の研究、ヴィソツキー博士のCCS理論などが網羅されている。そしてそれらの研究を踏まえて私自身のフリタージュ反応の法則性に関する見解もまとめているが、それはケルヴランともヴィソツキー博士とも異なる内容である。
すでにプロトタイプは完成しているが、最終的なチェックが必要になるので今年の年末までには新作を制作したいと考えている。私自身もその完成を楽しみにしている。
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