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2013/12/04

東京スカイツリー

静かな紅葉の道を歩いてゆくと、「つくばエキスポセンター」という科学館のような施設が見えてきた。宇宙の好きな私としては見学していきたいところだったが、あいにく開館していない様子で外からロケットの写真を撮影して筑波大学のキャンパスに入った。

Tsukuba 学会の開催中にはドクターは筑波大学のゲストハウスに宿泊していた。「小さな村のようだ」とドクターが言ったとおり、ゲストハウスは閑静な緑の中にあった。荷物をまとめて出てきたドクターは部屋の鍵を大学の事務局に返却し、私たちは筑波大学を後にした。

つくばエクスプレスで都心に向かう間は、2020年のオリンピックが東京に決まったことや、東京は2回目のオリンピックであることなどをドクターと話した。秋葉原から上野に着くと駅のホームに幼稚園児が並んで座っていて、ドクターは「マッシュルームのようだ」と言いながらデジカメで撮影していた。広島のときは赤いルミックスだったが、なぜか今回はメタリックグレーのルミックスだった。

上野の改札を出ると弟が待っていたのでドクターを紹介する。私の荷物を入れたコインロッカーにドクターの荷物を預けると、帰国するときに成田に向かう京成線の駅を確認した。筑波に行っている間に弟はスカイツリーシャトルを調べてくれたらしく、駅裏の坂を上って三人でスカイツリーに向かうバスに乗り込んだ。PM3:00頃だったが都心部はかなり渋滞していてスカイツリーに到着するまで1時間近くかかったように感じた。

ソラマチのエスカレーターを三人で登っていくが、どこで受付けをしているのかよくわからない。デパートで迷子になったような感覚である。4Fのテラスに出るとスカイツリーを足元から見上げることができたが、テレビで観た感じとは異なり、まさに「威容」と表現される存在感である。ドクターもしばらく空を見上げて圧倒されていたようだった。高さはエッフェル塔の2倍と知って、納得するようにうなづいていた。

弟が係員に尋ねたところ、いまから当日券を買っても展望台に登れるのは夕方の5時以降だという。予約をとることも考えてはいたのだが、筑波からスカイツリーに到着するまでの時間が読みきれなかったので予約はしなかった。実際、立食バイキングや筑波大学に立ち寄ったため、かなり到着が遅くなったのも事実である。都内に滞在するならまだしも、明日のフリタージュ会議のために今日中に仙台に向かわなくてはならない。しかも昨日予約したばかりのホテルの場所もよくわからない。

その時点でPM3:30頃だったが、5時まで待つのは時間的に難しいと判断し、そこで写真を撮影して帰ることにした。1Fのお土産コーナーでT社へのお土産を買い、再び上野に戻るバスに乗りこんだ。窓から差す都会の夕日がせつなく輝いていた。

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コメント

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投稿: Melanie | 2013/12/30 17:00

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