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2012/07/27

紫の幻影

Jul26_03 『フリタージュの真実』の英語版、"The Reality of Frittage"がようやく完成した。

『フリタージュの真実』はわりとおとなしいデザインだったが、今回の新作は海外向けということもあり、少しエキセントリックな配色に仕上げてみた。レイアウト自体は変わらないが、表紙の画像をネガ反転させて紫のレザックに赤いワードアートというカラーリングである。

日本人にとっては少し好みが分かれるデザインかもしれないが、外国人の色彩感覚に対するアピール性はあるだろう。

内容はできるだけ忠実な英訳を心がけたつもりだが、意外に自分の文章を英文で表現することは難しかった。フランス語の資料はその原文に基づいているが、語源が同じ言葉でもニュアンスの異なるものは別の英語に置き換えている。そのあたりが外国の人にどのように感じられるかが気になるところである。

ページ数は172ページだが、日本語版より少し分量が少なくなった分、編集作業は大変だった。1ページずれると後々までひびくので、レイアウトの変更や修正にもかなりの時間を費やした。

今回は初版ということで50冊制作したが、まずは海外の知人に送付しようと考えている。その後は英語圏への販路を確保してフリタージュ世界戦略への布石としたいものである。

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2012/07/23

夏の予定

来たる8月には韓国でICCFが開催され、9月には国内でICRSという学会が開かれる。ヴィソツキー博士はこれらの学会に参加する予定であり、来日されたときには特別に会合を行なうつもりであると以前にお伝えした。ところが状況が変わってきたので急遽お知らせしたい。

先日、ドクターに来日の日程について確認するメールを送ったところ、ICCFの参加については渡航滞在費の工面ができたものの、ICRSの参加は資金的に難しいという回答だった。私は韓国のICCFに参加した後に来日することはできないかと提案してみたが、入国ビザの取得には約三週間かかり、すでにチケット等の手配も済ませているので今から変更することは難しいとのことだった。

9月のICRSまでまだ時間はあるが、ビザの申請等を考えると8月初旬までに渡航滞在費のサポートが確定しなければ、予定されていた来日とフリタージュ会議の開催は困難と思われる。

フリタージュ会議についてはこれまでにも様々な方から問い合わせを頂いているが、このような形になってしまい、期待されていた方には申し訳なく思っている。今後の推移は未定だが、ヴィソツキー博士の研究に関心をもつ方々と、どのようなサポートが可能かを検討し、近い将来にドクターの来日を実現したいと考えている。

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2012/07/12

もう一つの約束

今年の3月、私はキエフ・グループの研究書、『生体系における同位体の元素転換と核融合』を出版した。ヴィソツキー博士と出会って8年がたつが、ようやくドクターとの約束を果たせたことに満足している。その内容が受け入れられるか否かは、福島の原発事故を経験した日本人の見識に委ねる次第である。

この翻訳書の完成によってフリタージュ・ブックスのラインアップは一応完成したといえる。だが私にはもう一つ果たさなければならない約束があった。それは4年前にリリースした著作『フリタージュの真実』の英語版、『The Reality of Frittage』である。

『フリタージュの真実』はもともとケルヴランの論文集という構想で少しずつ各資料の翻訳を進めていた。しかし資料の調査を続けるうちに、ケルヴランがその著作には決して記さなかった真実が明らかになってきたのである。

その最たるものがフランス農学アカデミーにおける論争であり、様々な調査の末に私はついに最後の生き証人にたどり着いた。それがかつてケルヴランと論戦を繰り広げたレオン・ゲゲンである。

ゲゲン本人とのたび重なる意見交換は数か月に及び、これまで断片的なピースに過ぎなかったものが次第にその全貌を現わすようになっていった。その成果を集約して完成したのが『フリタージュの真実』である。

そしてリリースから4年を経て、ようやくその英語版が完成した。現在データファイルの最終チェックを行なっているところだが、今月下旬には制作を発注し、8月上旬には完成品を目にすることになると思う。

たとえ何年かかろうとも約束は必ず果たす。その証となる作品を、いずれ全世界に向けて発信することになるだろう。

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