紫の幻影
『フリタージュの真実』の英語版、"The Reality of Frittage"がようやく完成した。
『フリタージュの真実』はわりとおとなしいデザインだったが、今回の新作は海外向けということもあり、少しエキセントリックな配色に仕上げてみた。レイアウト自体は変わらないが、表紙の画像をネガ反転させて紫のレザックに赤いワードアートというカラーリングである。
日本人にとっては少し好みが分かれるデザインかもしれないが、外国人の色彩感覚に対するアピール性はあるだろう。
内容はできるだけ忠実な英訳を心がけたつもりだが、意外に自分の文章を英文で表現することは難しかった。フランス語の資料はその原文に基づいているが、語源が同じ言葉でもニュアンスの異なるものは別の英語に置き換えている。そのあたりが外国の人にどのように感じられるかが気になるところである。
ページ数は172ページだが、日本語版より少し分量が少なくなった分、編集作業は大変だった。1ページずれると後々までひびくので、レイアウトの変更や修正にもかなりの時間を費やした。
今回は初版ということで50冊制作したが、まずは海外の知人に送付しようと考えている。その後は英語圏への販路を確保してフリタージュ世界戦略への布石としたいものである。
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