フリタージュ会議
新作をリリースして一か月余りが過ぎようとしているが、予想外の反響にわれながら驚いている。難解かつ高価な研究書なので5冊も売れるかどうかと思っていたが、すでに20冊以上の注文を頂いている。
フリタージュ・ブックスが売れるのは確かにありがたいことではあるのだが、少し懸念されるところもある。それは注文された読者の方が求めるものと著作の内容の適合性である。
『生物学的元素転換』は元素転換説の入門書であり、そこから興味を深めた方は『地質学における微量エネルギー元素転換』や『フリタージュの真実』に進まれるのは良いと思う。後者にはヴィソツキー博士の研究も紹介されているので一つのステップにはなるだろうが、それを踏まえても今回の新作は難解に感じられるだろう。そのフォローの意味合いもあって、これまでのブログでも解説してきたわけである。
その締めくくりとして収録されている論文と特許資料について付言しておきたい。キエフ・グループがこれまでに公表した論文はICCFや『インフィニット・エナジー』に掲載されたものなどが存在するが、その多くは相互に重複した内容を含んでいる。そこで原書には収録されていないMCTに関連するものを付録として選別している。
また彼らの特許資料はアブストラクトを除いて全てロシア語であり、比較的初期の研究に基づくものである。そのためあえて収録する必要はないと考えていたが、ヴィソツキー博士から特別に許可が得られたので参考資料として掲載している。ちなみにその最後のページにはちょっとしたサプライズを仕込んでいるが、これは昨年の年末にドクターから送付されたものである。
そして今年の9月には久しぶりにヴィソツキー博士が来日される。詳細な日程はまだ未定だが、新作の読者の方々とささやかな会合を開きたいと構想しているところである。いわば国内における「第1回フリタージュ会議」である。そのときにはドクターに直接質問することができると思うので、今から余念なく「予習」しておいて頂きたい。
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