MRETウォーターとNK細胞
MRETウォーターに関する研究書『活性水の応用生物物理学』には様々な興味深い研究例が公表されているが、その第6章の翻訳がほぼ完成しつつある。これはBALB/Cマウスを使用したMRETウォーターによる抗ガン作用を検証したものである。
この第6章では大別して三つの研究が行なわれている。一つはエールリッヒ腹水ガンを接種したマウスに様々な処理時間の活性水を与え、その腹水量や腫瘍細胞の個数、マウスの生存期間等の変動を比較する実験、もう一つはサルコーマ37を接種したマウスによる同じ形式の実験である。
一口にガンといっても様々なタイプがある。エールリッヒ腹水ガンは上皮性腫瘍に属しているが、サルコーマ37は結合組織起源である。そしてこれらの異なる腫瘍をもつマウスに15分・30分・45分・60分という異なる処理時間の活性水を同じ期間投与する実験が行なわれた。
そしてもう一つ注目すべき点は、この実験には「古い活性水」も使用されたという点である。「古い活性水」とは実験開始以前に大量の水を30分間活性化させ、気温4℃で45日間保存されていたものである。
以前に「MRETウォーターの消費期限」について記したことがあるが、それは私の個人的見解を述べたものではない。このように長期間保管されていた「古い活性水」による実験結果を踏まえたものである。これら5種類の活性水による影響はきわめて特徴的な形で表われている。
そして三番目の研究は少し専門的なものだが、MRETウォーターによるNK細胞の細胞傷害性作用に対する影響が調査されている。NK細胞はよく知られているように免疫系における重要な細胞であり、サイトカインを生成して腫瘍の成長を抑制する機能をもっている。
細胞傷害性作用というと難解な印象だが、要するに免疫細胞の活性指数ととらえることができるだろう。これはエールリッヒ腹水ガンを接種したマウスの脾臓から採取された単核リンパ球を分析したものだが、MRETウォーターがNK細胞を活性化した実験的証拠を提示するデータである。
この資料は約27ページなので今のところ小冊子等にするつもりはない。ただし、完成後にはMRETアクティベーター購入者のうち希望される方にのみ、特殊資料として提供する予定である。ちなみにこの資料は専門的な内容なので小冊子『MRETウォーター』の購入者に提供することは今のところ考えていない。
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