『生物学的元素転換』第9刷
『生物学的元素転換』がほぼ完売になり、新版制作のためのオペを続けていたが、ようやく出稿する準備が整った。今年に入って3月頃まではほとんど注文がなく、もはや役割を終えたかと思われたが、その後注文が相つぎ、予想をはるかに超える早さで完売となった。
新版は6月上旬には完成する見通しなので、予約されている方は今しばらくお待ち頂きたい。またお急ぎの方は長生堂センターにまだ在庫があるそうなので、そちらからお求め頂ければ幸いである。
昨年の9月に制作した第8刷では特に第9章の内容を充実させ、ほぼ完成形に近いものになったと考えている。そこで今回のオペでは、特に読みやすさに配慮して必要性の低い情報をそぎ落とすことに重点を置いた。
『生物学的元素転換』の原書は1966年に出版されているが、ケルヴランとしてはおそらくレマール・ブーシェ法を実践する農家の人々を購読層として意識していたようである。そのために第1章を元素の化学知識の復習的な内容にしているのだろう。
だか、この翻訳書を注文される方は意識レベルが高いので、こうした内容は不必要かもしれない。本書の構成上それをまるごと割愛することは不可能だが、その代わりに常識的に理解されていると思われる部分をかなりそぎ落としたつもりである。
今回も表紙の色を新しく変え、また裏表紙にも画像を入れる予定である。長いオペの作業はある意味辛かったが、作品としての完成度はかなり高まったと思う。リリースを楽しみにしておいて頂きたい。
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