地震予知とダウジング
今回の震災では被災地の状況や原発被害については数多く報道されてきたが、地震そのものについてはプレート・テクトニクスによるおざなりな解説程度しか耳にしなかった。また余震の影響で各地の温泉の湧出が止まったり、新たな温泉が湧いたという話も聞かれる。
断層の変動によって温泉を含む地下水脈が影響を受けることは考えられることではある。だが、その実態についてはほとんど調査されていない。専門家たちも具体的には何も知らないので「余震の影響」という言葉でお茶を濁しているに過ぎないのである。しかしそれを地道に調査していくと、地震活動の本質について興味深い発見が得られるかもしれない。
ケルヴランが『生物学的元素転換』に記しているように、古来よりダウジングという方法によって地下水脈を探知する方法が知られていた。これはダウジング・ロッドというL字型の棒によって地下水の流れを感知するというものである。古代には木の枝を使用したり、敏感な人は手や指先でも感知できるらしい。
ダウジングは比較的簡単にできるようだが、その原理についてはいくつか説があるようである。気功で気の流れを感じとることと同じだという人もいれば、スピリチュアルでいうOリングやフーチのように潜在意識からのシグナルととらえる人もいる。
いずれにしても地震によって地下水脈が影響を受けたのであれば、ダウジングの反応も地震前とは異なっているはずである。温泉地や液状化現象が起こった土地でそのような反応分布図を比較することができれば興味深いだろう。また地震によって地磁気が変化したという情報もあるので、いわゆる「ゼロ磁場」と呼ばれる地域と普通の地域のダウジングによる水脈検出の比較調査も意味があるのではないだろうか。
そしてそれは単なる水脈探知ではなく、活断層の変化を間接的に伝えるデータとしても有効かもしれない。だとすればダウジングを活用することによって地震を予知する可能性もないとは言いがたいだろう。
これまで地震の予知には椋平虹や地震雲がたびたび注目されてきたが、より大きなバックボーンとなる大地の水と気の流れを読むことこそ、その本質的な解明につながるのかもしれない。
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