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2011/05/30

地震予知とダウジング

今回の震災では被災地の状況や原発被害については数多く報道されてきたが、地震そのものについてはプレート・テクトニクスによるおざなりな解説程度しか耳にしなかった。また余震の影響で各地の温泉の湧出が止まったり、新たな温泉が湧いたという話も聞かれる。

断層の変動によって温泉を含む地下水脈が影響を受けることは考えられることではある。だが、その実態についてはほとんど調査されていない。専門家たちも具体的には何も知らないので「余震の影響」という言葉でお茶を濁しているに過ぎないのである。しかしそれを地道に調査していくと、地震活動の本質について興味深い発見が得られるかもしれない。

ケルヴランが『生物学的元素転換』に記しているように、古来よりダウジングという方法によって地下水脈を探知する方法が知られていた。これはダウジング・ロッドというL字型の棒によって地下水の流れを感知するというものである。古代には木の枝を使用したり、敏感な人は手や指先でも感知できるらしい。

ダウジングは比較的簡単にできるようだが、その原理についてはいくつか説があるようである。気功で気の流れを感じとることと同じだという人もいれば、スピリチュアルでいうOリングやフーチのように潜在意識からのシグナルととらえる人もいる。

いずれにしても地震によって地下水脈が影響を受けたのであれば、ダウジングの反応も地震前とは異なっているはずである。温泉地や液状化現象が起こった土地でそのような反応分布図を比較することができれば興味深いだろう。また地震によって地磁気が変化したという情報もあるので、いわゆる「ゼロ磁場」と呼ばれる地域と普通の地域のダウジングによる水脈検出の比較調査も意味があるのではないだろうか。

そしてそれは単なる水脈探知ではなく、活断層の変化を間接的に伝えるデータとしても有効かもしれない。だとすればダウジングを活用することによって地震を予知する可能性もないとは言いがたいだろう。

これまで地震の予知には椋平虹や地震雲がたびたび注目されてきたが、より大きなバックボーンとなる大地の水と気の流れを読むことこそ、その本質的な解明につながるのかもしれない。

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2011/05/22

『生物学的元素転換』第9刷

『生物学的元素転換』がほぼ完売になり、新版制作のためのオペを続けていたが、ようやく出稿する準備が整った。今年に入って3月頃まではほとんど注文がなく、もはや役割を終えたかと思われたが、その後注文が相つぎ、予想をはるかに超える早さで完売となった。

新版は6月上旬には完成する見通しなので、予約されている方は今しばらくお待ち頂きたい。またお急ぎの方は長生堂センターにまだ在庫があるそうなので、そちらからお求め頂ければ幸いである。

昨年の9月に制作した第8刷では特に第9章の内容を充実させ、ほぼ完成形に近いものになったと考えている。そこで今回のオペでは、特に読みやすさに配慮して必要性の低い情報をそぎ落とすことに重点を置いた。

『生物学的元素転換』の原書は1966年に出版されているが、ケルヴランとしてはおそらくレマール・ブーシェ法を実践する農家の人々を購読層として意識していたようである。そのために第1章を元素の化学知識の復習的な内容にしているのだろう。

だか、この翻訳書を注文される方は意識レベルが高いので、こうした内容は不必要かもしれない。本書の構成上それをまるごと割愛することは不可能だが、その代わりに常識的に理解されていると思われる部分をかなりそぎ落としたつもりである。

今回も表紙の色を新しく変え、また裏表紙にも画像を入れる予定である。長いオペの作業はある意味辛かったが、作品としての完成度はかなり高まったと思う。リリースを楽しみにしておいて頂きたい。

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2011/05/09

新しい<MCT>

ルイ・ケルヴランが生物学的元素転換の概念を公表して半世紀がたった。そして今年の2月15日にはインドのSRM大学で生物学的元素転換をテーマとする世界初のワークショップが開催された。

私は事前にこの情報をつかんでいたが、残念ながら当日出席することはできなかった。だが少しずつではあるが、次第にその全容が明らかになろうとしている。

May09233 ここに掲載するのはワークショップの開催を告知するパンフレットだが、生命の海に降りそそぐフリタージュの光をイメージさせる、きわめて印象的な内容である。

このワークショップはインドのチェンナイで開催されたICCF-16の特別

May09234プログラムとして企画されたものだが、ICCF-16のホストを務めたM・スリニバサン博士、SRM大学生物工学部のリチャード・ティラガラ博士、そしてインディラ・ガンジー原子核研究センターのラニ・ジョージ博士が共同でコーディネーターを務めている。

ワークショップの具体的な内容を知るためにこれらの関係者に連絡を取ったところ、ラニ・ジョージ博士から『インフィニット・エナジー』へのレポートと、実際に講演で使用されたパワーポイントの資料の提供を受けた。そこには<MCT>による新しい元素転換の研究が公表されていた。

私はヴィソツキー博士に、彼らのMCTをジョージ博士に提供したのかを尋ねたが、この<MCT>はジョージ博士が独自に調合した共生組織で、キエフ・グループのものとは異なるという。そしてジョージ博士はその新しい<MCT>を用いて元素転換実験に成功したというのである。

これについては実験の詳細について確認しつつ今後検証を進めていくつもりだが、キエフ・グループとは別の微生物組織を使用して元素転換が生じたのであれば、フリタージュ研究の新たな幕開けと呼べるものかもしれない。

ケルヴランの研究から半世紀たったいま、新たな光が生命の海を照らし出そうとしているのである。

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