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2011/04/28

機能水の流脈

アイ・ウォーター・システム、そして入荷したばかりの新型MRETアクティベーターもすでに注文された方に発送したので、現在は在庫がない状態である。来月には状況をみて海外に発注しようと考えている。

私個人はスミルノフ博士から送ってもらった初期型のアクティベーターを使用しているが、プラスチック製のリザーバーは軽くてよい反面、転倒させやすいという欠点もある。水を全て注ぎ切れない点もよろしくないが実用的には問題ない。

一方、アイ・ウォーター・システムのリザーバーはガラス製である。重厚な安定感があり、衛生的にも申し分ないが、持ち運ぶ場合は少し重い感じがする。

Mretd そして現在リリースされている新型アクティベーターのリザーバーはアクリル製である。安定した強度があり、水切れも良い。また発振体のサイズはほぼ同一にも関らずタイマーが内蔵されており、これまでのように時間を計らなくてもよいというメリットがある。いずれのモデルもMRETウォーターを生成するという点では機能的に変わるところはない。

ところで国内にはすでに様々な活水器が存在している。よく知られているものとしてはアルカリイオン整水器や電解水生成器がある。また酸素水や水素水といったものも販売されている。こうした商品もたしかに優れている面があり、有効に活用すればメリットが得られるだろう。ただし酸性かアルカリ性かによって用途が分かれるのは洗剤と同様なので、使用方法が限定される面のあることは否めない。

その一方MRETウォーターは基本的に中性であり、誤った使用方法によるデメリットといったリスクは生じえない。また基本的にメンテナンス・フリーなので定期的なフィルターカートリッジの交換の必要もない点は大きなメリットである。

ちなみにMRETアクティベーターの発振体の寿命は7200時間とされているが、一日30分活性処理を行なうとすると40年近く使用できることになる。ただしこれはあくまで理論値として捉えるべきだろう。

今回の震災によって安全な水の確保という課題が広く意識されるようになった。そして石油の次の資源メジャーは水だとされている。これからの時代、MRETウォーターは大きな役割をになう機能水の一つとして注目を浴びることだろう。

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2011/04/15

放射能汚染とMRETウォーター

今年に入ってなぜか『MRETウォーター』の注文が続いている。そして東日本大震災以降は特に注文が増加し、アイ・ウォーター・システムの問い合わせも後をたたない。どうやら福島の原発事故を受けて水道水や農作物の放射能汚染が懸念されており、チェルノブイリなどをネット検索した結果、MRETウォーターの存在を知るようになった方が増えているためのようである。

1986年、チェルノブイリ原発事故の調査チームの一員だったスミルノフ博士が周辺住民の実態を調査したところ、コーカサス山系の天然水を摂取していた人々には放射能被曝による疾患の兆候が見られなかったという。この発見をきっかけとしてスミルノフ博士は細胞構造に対する電磁波の影響に関する研究を始め、その結果開発されたのがMRETだという。

放射能汚染の恐ろしい点はDNA情報の損傷である。私たちの体の細胞が分裂する場合にもDNA情報は厳密に複製されている。多少のダメージであれば酵素作用等による修復が可能だが、もはや修復不可能なほどDNAが損傷を受けている場合はp53腫瘍抑制因子というものが形成され、ガン化した細胞をアポトーシス(自死)させる。だが放射線被曝によってDNAが壊滅的なダメージを受けた場合はこのプログラムも働かなくなり、ガン細胞が無制限に増殖することになる。

チェルノブイリの事故でも甲状腺ガンになった子供が増えているが、問題は現在の放射線量が安全かどうかではない。それが長年にわたって蓄積したり内部被曝が継続することによって5年後、10年後にガンを発症するリスクがどの程度大きくなるかという点である。

以前にMRETウォーターの抗ガン作用について記したことがあるが、MRETウォーターには細胞分裂を正常化する作用があるようである。普通の水とMRETウォーターを別個に与えたマウスにガン細胞を接種したところ、MRETウォーターを与えたマウスではガン細胞の増殖が51.6%に抑制され、生存期間も2倍に増加したという結果が出ている。

MRETウォーターは放射能を直接除去するものではない。しかし免疫力を活性化することにより被曝による間接的な影響を低減させるためにきわめて有効な方策の一つといえるだろう。

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2011/04/05

バイオ・レメディエーション

レーベンベルグに送った荷物はロシア空軍のクロノグラフだった。昨日修理を終えて戻ってきたのだが、クロノグラフ自体は正常に機能するようになった。しかし修理の工程で付けられたと思われる傷が気に入らない。時計は動くようになったが、失われたものはもう戻らない。

被災した福島原発も依然深刻な状況が続いている。そしてその影響は今後もしばらく予断を許さないだろう。事態の推移を見ながら私はヴィソツキー博士と断続的に連絡を取っていた。

1986年5月のチェルノブイリ原発事故のあと、首都キエフの背景放射能は2ミリレントゲンを記録したという。そして甲状腺被爆を避けるためにヨウ化カリウム入りの牛乳を二週間飲んでいたそうである。

今回の事故でも農作物や環境汚染が懸念されるが、もっとも深刻な問題は高濃度の汚染水の流出である。汚染水には様々な放射性物質が含まれているが、放射性ヨウ素やセシウムばかりでなく、少量のプルトニウムまで検出されたという。

放射性ヨウ素は比較的半減期が短い。またセシウム137の半減期は約30年だが、MCTを使用した実験では約100日程度で放射能を半減することができる(これは通常の35倍の壊変速度である)。

だがプルトニウムに対するMCTの実験はこれまで行なわれていない。たとえMCTによるプルトニウムのフリタージュが可能としても、おそらくはアメリシウムなど別の放射性核種が生まれるおそれがある。その意味では限定的にはなるが、放射性廃液の中間処理プロセスとしてMCT・RMMテクノロジーの導入は有効であり、急務といえるだろう。

今回の事故を契機として反・原発の機運が高まるかもしれないが、資源も国土も小さい日本が今ある原発をいきなり放棄できるわけがない。そうであるなら現実に採るべき方法論は、使用済み核燃料や放射性廃液の危険性をできる限り低減させる中間処理施設の建造である。そしてその処理プロセスとして、MCTによるバイオ・レメディエーションはきわめて有効な手段になるだろう。

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