« 微生物・金属・細胞 | トップページ | 人工知能とフリタージュ »

2010/04/06

マルセイユ・コネクション

今年の2月中旬のことだが、フランスの物理学者J・P・ビベリアン博士からメールが届いた。ビベリアン博士は常温核融合の研究者だが、そのプロフィールを紹介する動画サイトを知らせる内容だった。以前に閲覧したその動画はすでに削除されたようだが、個人的に新しいサイトを開設した模様である。

http://www.jeanpaulbiberian.net

このサイトの<Recherche>を開くと、その中に<Transmutations Biologiques>というタイトルで生物学的元素転換の研究の沿革が紹介されている。各章のタイトルは以下のとおりである。

(1)元素転換とは何か?(2)研究の沿革(3)生物学的元素転換を示す実験(4)現代の研究状況(5)生物学的元素転換の可能性(6)理論的問題

これらの内容については人名などをキーワードにしてみていくとある程度の概要は理解できるし、またその多くはケルヴランの『生物学的元素転換』の記述を踏襲しているので、あえて解説する必要はないだろう。ただしいくつか注目すべき点もある。

ビベリアン博士はキエフ・グループの研究を知っており、自らもオート麦や海洋微生物を使用して元素転換説を検証する実験を行なっている。そして微生物を使用した実験ではカルシウムの増加が観察され、種子の発芽では水銀・鉛・パラジウムといった重金属が減少したと報告している。

これらはいずれも微量の変動なのでその検証作業は現在も継続中とのことだが、もしこれが事実であればMCTとは別個の反応形式とも考えられる。その意味においては今後も注目していく必要があるだろう。

ビベリアン博士とケルヴランとの関係としてひとつ気になる点がある。『フリタージュの真実』のP.94にはケルヴランを「マルセイユ大学の教授」として紹介する資料が掲載されているが、ビベリアン博士もマルセイユ大学の研究者なのである。するとケルヴランとビベリアン博士はマルセイユ大学で何らかの接点をもっていた可能性もある。

ただしケルヴランがマルセイユ大学に在籍していたことを証明する資料は今のところ存在しない。彼の著作や論文にマルセイユ大学は一切出てこないのである。もしかするとマルセイユ大学に何らかの足跡が残されているのかもしれないが、これに関しては全く謎のままである。

|

« 微生物・金属・細胞 | トップページ | 人工知能とフリタージュ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マルセイユ・コネクション:

« 微生物・金属・細胞 | トップページ | 人工知能とフリタージュ »