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2009/08/21

核による非核化

かねてより交渉を進めていたキエフ・グループの来日がようやく実現する見通しとなった。
これは彼らの研究に関心を抱くクライアントの要請を受けて進めていたものだが、ヴィソツキー博士との交渉は難航をきわめていた。彼らが提示する様々な条件とクライアントの要望をすりあわせ、さらに渡航手続きのための具体的な交渉まで行なう必要があったからである。そして9月下旬の連休に合わせて来日する彼らと直接会合を行なう段階にまで話を進めることができた。

今回来日を予定しているのはヴィソツキー博士とキエフ微生物学研究所のタシレフ博士である。
タシレフ博士についてはこれまであまり明確な情報は少なかったが、MCTを応用した技術に関してはタシレフ博士が特許を取得しているという話である。
ちなみにタシレフ博士の勤めるキエフ微生物学研究所のサイトにはいくつか興味深いレポートが掲載されている。関心のある方は閲覧してもらいたい。
http://extremimv.kiev.ua/

このタシレフ博士が開発した浄化処理技術は、すでにウクライナの南極基地の食品廃棄物の処理やチェルノブイリ原発の補修計画「サルコファーガス・プロジェクト」にも応用されているとのことである。おそらく来日されたときには彼らが撮影した実験に関する動画が上映され、その後に技術的応用に関する討議が行なわれることになるだろう。

直接会合においてどのような交渉の進展が見られるかは定かではないが、おそらく世界的に見ても非常に特殊な興味深い実験報告が期待される。特にこれまでは物理学者のヴィソツキー博士の見解がメインだったが、微生物学者のタシレフ博士が生体系におけるフリタージュ反応にどのような見解をもっているのかが注目されるところである。

この時期になると終戦記念日を契機として特に核廃絶の機運が高まりを見せ、これに対して現実的に核は廃絶できないという論議が繰り返されるようになっている。

私は政治的な問題にも歴史的な観点にもあまり詳しくないが、一つの大きな科学的関心をもって彼らの研究を追究している。それは肉眼では見えないような微生物を超小型のシンクロトロンとして使用し、有害な放射能を減衰させるという技術である。そしてこの技術を日本に導入し、確立することができれば原子力発電所の放射性廃棄物の処理に応用することも可能になるだろう。
そこにめざすものは、いわば「核による非核化」の実現に他ならない。

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