MCTからBNPTへ
最近になって少し興味深い動きが出てきている。それは前回報告したヴィソツキー博士のMCTに関する研究とも関連するものである。
実はその動きは5月上旬から始まっていた。フリタージュ・ブックスを通じてキエフ・グループの研究に関心を抱いた日本のある会社が私にコンタクトを取ってきたのである。
クライアントの情報を保護する必要性があるので、その詳細についてはまだ公表することはできないが、彼らの依頼を受けて私はヴィソツキー博士と連絡を取ってきた。
そのような流れの中で、キエフ・グループはすでにMCTを応用した様々な技術を実用化していることを把握することができた。
たとえば有機廃棄物や工業廃水の浄化処理や放射性核種の処理について、すでに実験段階ではなく実用的な成果を得ていると彼らは報告してきた。またその処理対象は放射性元素のみならず、水銀やクロム酸塩、アニリンやフェノールといった有機化合物まで含まれるという。
彼らはそのようなMCTを基盤とする技術をBNPT(生物触媒浄化処理技術)と名づけている。そしてキエフ、ボルゴグラード、リベズノといった各都市で成果を上げているという。たとえばキエフ市の工場排水に含まれるクロム酸塩の初期濃度は20~150ppmだったが、彼らの製造したBNPTプラントの処理によって0.001ppm以下にまで低減したと述べている。
私に連絡を取ってきたクライアントはこのBNPTプラントの処理性能に関心をもっており、その詳細については現在ヴィソツキー博士と連絡を取りながら協議を進めている。おそらくはキエフか日本のいずれかで直接会談を行なうことになるだろう。
BNPT/MCTプラントの性能およびその導入に関してはまだ協議を重ねていく必要があり、現実に日本国内に導入されるかどうかはまだ確定できる段階ではない。しかし彼らの研究がすでに実用的レベルとして国際的に容認される可能性はかなり高まっているといえるだろう。
はたして「預言の使者たち」がこの時代にいかなる奇跡を示してくれるのか、その動向に注目しつつ、私自身もしかるべき役割を果たしていきたいと考えている。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント