新たな旅の行方
「フリタージュの真実」は申し込まれた方に随時発送させて頂いたが、その内容に関しては様々な感想があることだろう。それはケルヴランの研究に対して、その人が何を求めているかによって変わってくる。
本書の内容はある意味ではケルヴランに対する批判的なものになっているが、私がこの本において目ざしたものはその研究の真偽を問うことよりも先の方にある。
それについてはまだ読まれていない方もおられるので、あまり多くを語るべきではないかもしれない。一つだけ強調しておきたいことは、本書の内容の全てに関して私は文献的な証拠を提示することができるという点である。
これは海外のサイトでケルヴランに関する情報を得ようとしたとき、そのほとんど全てがケルヴランの著作からの引用とそれに対する恣意的かつ極私的な解釈を織りまぜたものであることを見れば、格段の違いを示すものといえるだろう。
その意味で私は重要な仕事をなしえたと自負しているし、今後これを超える著作を作ることはおそらく困難なものと考えている。そしてこれからのフリタージュ活動は、ケルヴランとは少し距離を置いたものになるかもしれない。
具体的なその目標はまだ明確にはなっていないが、おそらくヴィソツキー博士を始めとする現代のフリタージュ研究に焦点を当てていくことになるだろう。またスミルノフ博士のMRETについても調査を進めていくことを考えている。
MRETに関してはフリタージュと直接関連がないように思われるかもしれないが、少なくとも彼らはMRETとMCTの間に原理的共通性を見出しているようであり、それを示唆する論文も入手している。
これについてはさらに調査を進めていく必要があるが、もしかするとMRETウォーターの様々な病気に対する効能は元素転換と何らかの関連をもっているのかもしれない。
これからの旅の行方についてあまり多くを語ることはできないが、その終局にはあの錬金術師が再び姿を現すことになる可能性も否定はできないと考えている。
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