波動の共鳴
点滴バッグにMRETを照射してもらうようになって確認できた変化は、血圧のピークが150当たりまで高くなったことである。
ヴィソツキー博士の実験によると、MRET処理した水の粘性は400分の1程度まで減少する効果があり、それが血流を改善することにもつながるらしい。血圧の上昇はそれを反映したものなのかもしれない。
患者の容態はそのまま推移していた。私は他の代替療法で何か活用できるものはないかと考えていたが、今週の日曜日に残念ながら容態が急変し、息を引き取ったという知らせが入った。
病院に駆けつけた私が目にしたものは、否定しがたい現実だった。
私がしたことは無駄だったのかもしれない。もしかすると、その初期の段階でもう時間の問題だったのだろう。
しかし息を引き取ったその人の顔は、不思議とおだやかなものに思われた。
ふと目にした病院の窓の外には、冷たい春雨が降り続いていた。
それからの一週間は通夜・告別式・葬式と怒濤のごとく過ぎていった。
告別式の夜、帰省した弟が不思議なことを言っていた。かなり以前の祖父の葬儀のときに歯が抜ける夢を見たという。そして最近にもそんな夢を見たらしい。
実は私も最近治療してもらった歯が欠けている。近親者に不幸があるときの予兆なのかもしれない。
もちろんこうしたことは「非科学的な」ことなのかもしれない。偶然の一致としてすませることもできるだろう。
それでも期せずして一致する現象には、私たちの意識レベルでは理解できないものがあるのかもしれない。
たしかお釈迦様の骨を仏舎利といい、その骨には悟りを開いた者としての特別な波動(?)があるので、崇敬の対象とされていると聞いたことがある。
すると私たちの骨にも何らかの波動が存在しており、近しい者ではそれが共鳴することもあるのかもしれない。
それが歯の部分で現象化しているというとらえ方もできるだろう。
ともあれ、今日は歯医者に行かなくてはならない。
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