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2007/11/09

過去と未来のフリタージュ

新たなるフリタージュ・ブックは156ページを超えている。フランス農学アカデミーを初めとするおびただしい論争に見切りをつけた晩年のケルヴランは、対外的にはほとんど論文を公表しなくなった。それでも1982年の『生物学的元素転換と現代物理学』の中では、ツンデルと共同開発した実験モジュールを用いてオート麦の発芽実験を行なうなど精力的な研究活動を行なっている。
またO・コスタ・ド・ボーリガーやG・シューベルの研究、そしてR・シュタイナーのバイオダイナミック農法との関連など記すべきことは多々あるので、いまだ頂上が見えてきたとはいえない状況にある。
そして内容補足のために今なお翻訳している資料もあるので、最終的にどのくらいの分量になるのかは私自身も今の段階では見当がつかない。ともあれケルヴランに関する著作としては、世界最高レベルの研究書になることだけは断言しておこう。

そのプロトタイプの編集も同時進行で進めているが、基本的にはフリタージュ・クロニクルにそった年代順に記述を進めているので、ケルヴランの翻訳書のようなテーマ別の章構成にすることは難しい。これはゲゲンの論争などが過去に公表された論文の内容などと絡みあってくるからである。したがって断章的なスタイルでの内容構成になるだろう。

それとともに、少しずつではあるがヴィソツキー博士の論文の翻訳も進めつつある。これはMCTとMRETの関連を示すものだが、正直に申し上げるとかなり難解な代物である。
水のもつ記憶作用については経験的には知られているが、現在の水分子の構造モデルではそれをうまく説明することができないらしい。そこで彼らは水に関する独自のモデルを提唱している。

具体的にはクラスレート・ハイドレートが何らかの形で関わっているものらしいが、論文の内容が専門的なのでまだ明確には理解できていない。「クラスレート・マイクロキャビティー」とか「ポテンシャル・ピット」、「デバイ振動数」などといった専門用語とともに物理的な数式も記されており、おそらく格子振動の熱力学について基礎的な理解を深めないと、この論文を解読することはできないようである。

今年も残すところあとわずかだが、フリタージュ活動において成すべきことに何も変わりはない。揺るぎなく自分が集中すべきことに取り組んでいくだけである。

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