2024/11/15

シアル・シマ・ニフェ

私たちが生存しているこの地球は地震波の解析によって重層的な構造をもつことが示唆されている。具体的には表層部のプレートとして知られる大陸地殻と海洋地殻、そのプレートを動かしているマントル、そして外核と内核からなる中心核である。

地質学の専門用語にシアル・シマ・ニフェという言葉がある。シアル(sial)とは珪素とアルミニウム、つまりアルミノ珪酸塩鉱物を主成分とする花崗岩や結晶片岩によって大陸地殻が構成されていることを意味している。またシマ(sima)は珪素とマグネシウムを指しており、これらを含有する玄武岩やかんらん岩がマントルを形成していることを示している。そしてニフェ(nife)はニッケルと鉄を意味する言葉で、地球の中心核がこれらの金属によって形成されていることを示している。

このように地球化学的に区分される構造があることは知られているが、それではこれらの地質構造がどのようなプロセスで形成されたのかは解明されていない。

たとえばソ連の天文学者のV・B・ネイマンは元素の倍増進化という仮説を提唱しているが、シアル・シマ・ニフェといった重層的な構造がどのように形成されたのかについてはもう少し詳細な検討が必要になるだろう。

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2024/10/13

失われたテーゼ

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先日久しぶりに『地質学における微量エネルギー元素転換』の注文を頂いた。

ほとんどの人は『生物学的元素転換』止まりだが、ケルヴランはG・シューベルの協力の下に1973年にパイロープ高圧プレス実験を行なっている。そしてその結果、新しい元素転換反応を発見したことを本書において記述している。

ちなみに現代の常温核融合の研究では、地質学におけるコールド・フュージョンはほぼその存在を否定されている。唯一、カザフスタンのG・V・タラセンコ教授は地殻内の球状ノジュールがコールド・フュージョンによって形成されていることを主張しているが、形成プロセスを実証するエビデンスが乏しいことは否定できない。

またブリガムヤング大学のS・E・ジョーンズとJ・E・エルズワースは2003年に「ジオ・フュージョンと常温核融合」という論文を公表している。この中で彼らは地球や木星の内部でコールド・フュージョンが生じている可能性を示唆しているが、あくまで理論的な仮説であり、実験的な証拠は皆無に等しい。

この研究テーマは現代では語られることはないが、ケルヴランに協力したG・シューベルは原子核パリンジェネシスについていくつかの論文を残している。これについて今後考察を深めたいと考えている。



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2024/09/13

共振する感性

長い夏が続いている。不思議なことだが、最近になってMRETアクティベーターの注文が続いている。

人間は自分の意識に共振するものを無意識に選んでいるらしい。そこには合理的な思考や打算的な了見は関与しない。むしろ自分でもわからないが、なぜかそのような選択をしていることに気づかされるものである。

MRETアクティベーターを購入される方もおそらくはそのような直観に従っているのかもしれない。楽器店を営む友人も言っていたが、あれこれと質問する人に限って結局購入しないらしい。逆にその価値を理解している人は即断即決するという。価値のわからない人間ほど価格にこだわるが、そういう人はたとえ安くなっても買わないのである。

私もMRETアクティベーターを普及販売しているので、もう少し宣伝したほうが良いとは思うのだが、共振する感性をもつ人にしかご縁は頂けないのかもしれない。もともと万人受けするような商品ではないので、それはそれで良いと考えている。

自分自身が共振して選択しているものは、自分の無意識を映す鏡でもある。そのような物を鏡として自分自身を深く理解するよすがとなれば幸いだろう。



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2024/08/12

水の瞑想

激しい酷暑が続いている。MRETアクティベーターのユーザーの方は活性水を十分活用して頂きたい。

MRETウォーターの活用方法については小冊子『MRETウォーター』にまとめているが、この季節だと、たとえばスポーツドリンクやアイスティーを作るのにも有効に活用してもらいたい。

また入浴や洗髪も、冬場には寒くてできないがMRETウォーターで行水をしてみるのもお勧めしておきたい。最初に軽くシャワーで汗を流しておくと、温冷浴のようにさっぱりするだろう。

以前にある方に、MRETウォーターはアセンションを促進する水だと言われたことがある。スピリチュアルに疎い私にはよく理解できなかったが、MRETアクティベーターに使用されているシューマン共振は人間の脳波に近い周波数をもっている。また瞑想中の脳波はアルファ波が優勢になるそうである。

するとMRETウォーターを体内に吸収するということは、脳だけではなく全身の細胞にアルファ波を伝達することになるのだろう。つまり体全体が瞑想状態に導かれるということにもつながるのかもしれない。

これまではMRETウォーターの健康面に関する効果が注目されてきたが、細胞レベルで瞑想状態を実現するメソッドとしても有効な手段なのではないだろうか。

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2024/07/10

未踏の研究領域

昨年の年末に車の車検を受けたのだが、エンジンからオイル漏れが生じていたので、シリンダーブロックのタペットカバーを交換して何とか車検を通してもらった。

しかしそれ以降もオイル漏れが続いていたので、自動車用品店でオイル漏れ防止剤を購入した。効果があるかどうかは不明だったが、MRETアクティベーターで防止剤を活性化してエンジンオイルに投入した。

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オイル漏れ防止剤の説明書には300km走行後には効果が表れると書いてあったが、MRET活性処理の防止剤を投入すると30kmも走らないうちにエンジン音が変化し、オイル漏れもしなくなった。

おそらくオイル漏れ防止剤は炭化水素系のポリマー化合物なので、その分子構造に含まれる水素結合が変化することによって弾性材の膨潤作用が向上したものと思われる。

水は一分子に二つの水素結合しか存在しないが、油脂類は炭化水素化合物なので一分子当たりの水素結合は水よりもはるかに多い。MRETアクティベーターの電磁波は水素結合に作用する特性をもっているので、炭化水素化合物のほうが強い影響を受けていると考えられる。ただし水とは異なり、どのような分子構造に変化するのかは今のところ不明である。

この件についてはドクターとも話をしたことはあるが、ドクターはMRETによる活性水については様々な研究を行っているが、オイルについては全く研究していないとのことだった。

したがってオイルのMRET処理について厳密な研究データはほとんど存在しないが、これは十分に研究する価値があると考えられる。

たとえばエンジンオイルを活性処理した場合の粘度や剪断安定性がどのように変化するのか、また灯油やガソリンを活性処理すると燃焼効率がどのように変化するのかは資源の有効活用の観点からも興味深い。

またオリーブオイルやアマニ油、MCTオイルなどを活性処理するとどのような効果があるのかも研究されるべきだろう。さらに生理活性物質として知られるDHAやEPAにも水素結合が含まれているので、何らかの活性効果はあるはずである。

また『MRETウォーター・サイエンス』にはMRET活性処理された抗生物質の作用効率が変化したこともMBCテストで確認されている。

MRETアクティベーターに対する固定概念を排除し、新たな研究領域を切り開く時期に来ているのかもしれない。

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2024/06/11

天地に還る道

私事ではあるが5月に母が亡くなった。奇しくも四十九日は七夕である。

個人的な感傷はともかく、やはり身近な人間が亡くなると人生や生命について様々な想いが浮かんでくる。

母は長らくパーキンソン病を患いターミナルケアを受けていたが、比較的意識ははっきりしていて意思の疎通もできていた。高齢でもあったのでほぼ天寿を全うしたといえると思うが、本人としてはどうだったのか今となっては伺い知ることはできない。

「生命は負のエントロピーを食べている」という言葉を残したのはシュレディンガーだが、あるいはフリタージュ反応もそのようなプロセスの一つと言えるのかもしれない。生体組織には逆にエントロピーが増大するプロセスもあり、そのようなバランスの中で生命は動的な安定性を保っているのだろう。

しかし死という厳然たる事実を前にしては、生命という存在に対して私たちはあまりにも無知であり無力であると感じざるをえない。

いずれは天地に還る定めではあるが、その間にいかに己自身を全うすべきか、そのような命題に心はとらわれるばかりである。

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2024/05/12

水の記憶

朔明社から出版されている『MRETウォーター・サイエンス』は2009年のヴィソツキー博士の著作『活性水の応用生物物理学』を翻訳したものだが、これ以外にもドクターは『活性水の生物物理学概論』という著作を2005年に公表している。

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実は当初こちらの翻訳を行なっていたが、2009年の著作の方が研究内容も充実しており、MRETウォーターの実験データとしても価値が高いと判断したので、こちらの翻訳を優先することにしたのである。

2005年の研究書は6章構成になっているが、その中でMRETウォーターを直接的なテーマにしているのは第6章だけであり、他の章は水の記憶作用やDNAとの関連性などが取り扱われている。しかし『MRETウォーター・サイエンス』とは異なる示唆に富んだ記述も収録されていて興味深い内容になっている。

たとえば序章は、地球上で最初に生命が誕生したのは水中であるという言葉から始まり、人間も生まれる前は羊水の中で育ち、生まれた後も水の中で生きていると述べられている。

即物的な捉え方としては、私たちは水を吸収して体内に循環させ、排出していると考えているが、実は生命は水から生まれ、水の中に生きているという認識が必要なのかもしれない。

水の音が脳に響くという現象も、実際は私たちの内部に刻まれた水の記憶が呼び起こされているのだろう。

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2024/04/16

黒犬の水域

今月の上旬、山桜を見るために県北の地域を訪れた。すでに満開のピークは過ぎていたが、静かに花びらが散りゆく姿に心が癒される一時を過ごした。

そのときに黒犬の水域にも立ち寄った。かなり以前に天体写真をここで撮影していたが、どこからともなく真っ黒な犬が現れて吠えてきたことがある。

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最初は相手にしなかったが、あまりにも吠えてくるのでその犬を追いかけてみた。黒犬は吠えながら逃げていったが、やがて水の音が聴こえてきた。

そこは貯水池から放流される谷川だったが、小春日和に水の音が心地よく響いていた。

よくヒーリングCDなどに「清流のせせらぎ」といった流水の音が使用されていることがあるが、このような音は私にはノイズにしか聴こえないので、非常に苦手である。

たとえばMRETウォーターをお風呂に入れるときの音は脳に響くのだが、水の音にも脳に響くものとノイズにしか聴こえないものがあるのかもしれない。

おそらくこれは、その水の中に含まれているエネルギーの一部が音の響きとして広がっているためだとと考えられる。

同じ楽器でもそれを使う演奏者や曲想によって全く異なる印象が生まれるように、水の音なら何でもいいというわけではないのだろう。

これは水だけではない。食物や人の言葉など、そこにどのようなエネルギーが含まれているのかによって、全く異なる意味をもつものになるのだろう。

自分自身と共振するエネルギーを感じとることがこれからは大切なのかもしれない。



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2024/03/31

フリタージュ・ブックスに関する注意喚起

最近、いくつかのネットショップに『生物学的元素転換』を初めとするフリタージュ・ブックスがリストアップされているようだが、これらはいずれも国内の業者を装った海外系の詐欺サイトである。

弊社ではこのようなサイトにフリタージュ・ブックスを取り扱われるような契約は一切していないので、注意してもらいたい。こうしたサイトに注文して商品が届かなくても、弊社とは全く無関係であり責任は取れないことはご理解頂きたい。

弊社のフリタージュ・ブックスはStoresのサイト(sakumeisha.stores.jp)から購入できるので、ご注意頂ければ幸いである。


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2024/03/18

第4回フリタージュ会議

先日ドクターと初期の研究について話したが、その時にICCF-26が来年の春に盛岡で開催されることを知った。

まだ詳細は未定のようだが、ドクターは参加する意欲があるようである。ただし現在の状況を踏まえると来日することはそう容易くはないと思われる。

もしそれが実現するなら7年ぶりの来日になるが、可能ならばこの機会にフリタージュ会議を行ないたいと考えている。

盛岡のICCF-26に参加した後にフリタージュ会議を行なうとすると、ドクターの帰路は成田か羽田になるので、場所としては東京か横浜周辺になるだろう。

ドクターからは最新の研究成果に関する知見が得られると思うが、私も独自の研究を行なっているので、それに関する報告も行ないたいと考えている。

今後の状況によってどうなるかはわからないが、一つの目標ができたことは確かである。ドクターの研究に関心を持つ方からご提案やご意見を伺えれば幸いである。

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