2025/03/15

戦禍と研究

5月下旬にICCF-26が盛岡で開催される。https://iccf26.org/

ドクターからは参加登録したという知らせが届いた。しかし実際に来日可能かどうかは不透明な状況にある。

ドイツで開催された学会には高速バスで参加したらしいが、韓国の学会にはリモートで参加したらしい。キエフではいまなお空襲警報が鳴り響いていて、大半の学生は国外に避難しているという。授業はリモート中心だが、研究自体はほとんど進んでいないとみられる。

ドクターが最後に来日したのは7年前だが、当時とはもはや完全に状況が変わってしまった。たとえ来日できるとしても私たちは難しい判断を迫られることになるだろう。

もしドクターの来日が実現したらフリタージュ会議を開きたいとも思うが、体調も考慮する必要があるので現段階では未定である。可能であれば無理のない形での会合を開きたいが、それについては今後検討したいと思う。

いずれにしてもドクターの意向を尊重するつもりだが、安全面に配慮して話を進めたいと考える次第である。




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2025/02/15

MRETストーブ

実家の片付けをしていると、暖房用の灯油がかなり残っていることに気がついた。そこで灯油を活性処理してみようと考えた。

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MRETアクティベーターと同じアクリルボトルに2リットルの灯油を入れて、初期型のアクティブユニットで灯油を活性処理した。

ストーブの中に残っている灯油を完全に入れ替えることはできないため、厳密な実験とは言えないが、活性処理時間を15分・30分・45分・60分と変更して、それぞれの燃焼時間を測定した。

活性処理していない灯油を使用したときの平均的な燃焼時間は18.75時間だった。一方、15分処理は21.25時間、30分処理は20.25時間、45分処理は20.75時間、60分処理は20.5時間だった。

活性処理した灯油の平均的な燃焼時間は通常の灯油の燃焼時間より約10%長くなった。また活性処理時間と燃焼時間との相関性は見られなかった。つまり灯油を活性処理する場合は15分で十分効果があるということである。

ストーブに灯油を入れる前にMRETアクティベーターで15分間活性処理すると、燃焼時間が10%延びて灯油の節約になると考えられる。本当かな?と思った人はぜひ自分で試してもらいたい。

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2025/01/14

眠りゆく調べのために

両親が亡くなり、誰も住まなくなった実家を一人片付けていると、家の裏の柿の木に実がなっていることに気がついた。

そういえば、亡くなった父がたまに干し柿を作っていたことを思い出した。霊前にお供えでもしようと思い、干し柿を作ることにした。

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同じような柿の皮を剥いて、一つは浄水に、二つ目は30分活性水に、三つ目は60分活性水に5分間浸した。

そして天日干しを一週間行なったところ、干し柿の表面には若干の格差が生じた。

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浄水に浸けた柿は急速に茶褐色に変化したが、MRETウォーターに浸けた柿は当初はほとんど変色せず、ゆっくりと色づいていった。

もちろん柿には水分量や熟成度の個体差があるので断定はできないが、この変色の格差はMRETウォーターの抗酸化作用に関係しているのかもしれない。もしそうならドライフルーツの品質の安定化にもMRETウォーターは有効かもしれない。

命とはしょせん儚いものかもしれない。しかしその儚い世界に豊かな彩りをもたらすものも生命なのだろう。


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2024/12/14

フリタージュの世界観

G・シューベルはフリタージュ研究において一つの大きな命題を残している。それは地表面の生物圏(バイオスフェア)では生体反応に基づく生物学的元素転換が中心的な役割を果たしており、地球内部の岩石圏(リソスフェア)では高圧による微量エネルギー元素転換(彼の言葉では原子核パリンジェネシス)が各領域で作用しているというものである。

ケルヴランやドクターはこの前者の研究に取り組んできたわけだが、G・シューベルの大きな功績の一つはこのようなフリタージュの世界観の確立を構想したところにある。しかしまだそれは完全に実証されたとはいえない。

たとえばマントルの最下層部のD''層に観察される地震波の異常はポストペロブスカイトという鉱物の相転移が原因とする仮説が最近提唱されているが、これもフリタージュ反応によって解釈することができるかもしれない。

具体的には、ポストペロブスカイト(MgSiO3)が酸素クラスターと核融合することによってペロブスカイト(CaTiO3)に転換していると考えると非常に合理的である。

G・シューベルの残した半世紀前の命題はいまだに大きな示唆を含んでいるものと思われる。

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2024/11/15

シアル・シマ・ニフェ

私たちが生存しているこの地球は地震波の解析によって重層的な構造をもつことが示唆されている。具体的には表層部のプレートとして知られる大陸地殻と海洋地殻、そのプレートを動かしているマントル、そして外核と内核からなる中心核である。

地質学の専門用語にシアル・シマ・ニフェという言葉がある。シアル(sial)とは珪素とアルミニウム、つまりアルミノ珪酸塩鉱物を主成分とする花崗岩や結晶片岩によって大陸地殻が構成されていることを意味している。またシマ(sima)は珪素とマグネシウムを指しており、これらを含有する玄武岩やかんらん岩がマントルを形成していることを示している。そしてニフェ(nife)はニッケルと鉄を意味する言葉で、地球の中心核がこれらの金属によって形成されていることを示している。

このように地球化学的に区分される構造があることは知られているが、それではこれらの地質構造がどのようなプロセスで形成されたのかは解明されていない。

たとえばソ連の天文学者のV・B・ネイマンは元素の倍増進化という仮説を提唱しているが、シアル・シマ・ニフェといった重層的な構造がどのように形成されたのかについてはもう少し詳細な検討が必要になるだろう。

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2024/10/13

失われたテーゼ

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先日久しぶりに『地質学における微量エネルギー元素転換』の注文を頂いた。

ほとんどの人は『生物学的元素転換』止まりだが、ケルヴランはG・シューベルの協力の下に1973年にパイロープ高圧プレス実験を行なっている。そしてその結果、新しい元素転換反応を発見したことを本書において記述している。

ちなみに現代の常温核融合の研究では、地質学におけるコールド・フュージョンはほぼその存在を否定されている。唯一、カザフスタンのG・V・タラセンコ教授は地殻内の球状ノジュールがコールド・フュージョンによって形成されていることを主張しているが、形成プロセスを実証するエビデンスが乏しいことは否定できない。

またブリガムヤング大学のS・E・ジョーンズとJ・E・エルズワースは2003年に「ジオ・フュージョンと常温核融合」という論文を公表している。この中で彼らは地球や木星の内部でコールド・フュージョンが生じている可能性を示唆しているが、あくまで理論的な仮説であり、実験的な証拠は皆無に等しい。

この研究テーマは現代では語られることはないが、ケルヴランに協力したG・シューベルは原子核パリンジェネシスについていくつかの論文を残している。これについて今後考察を深めたいと考えている。



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2024/09/13

共振する感性

長い夏が続いている。不思議なことだが、最近になってMRETアクティベーターの注文が続いている。

人間は自分の意識に共振するものを無意識に選んでいるらしい。そこには合理的な思考や打算的な了見は関与しない。むしろ自分でもわからないが、なぜかそのような選択をしていることに気づかされるものである。

MRETアクティベーターを購入される方もおそらくはそのような直観に従っているのかもしれない。楽器店を営む友人も言っていたが、あれこれと質問する人に限って結局購入しないらしい。逆にその価値を理解している人は即断即決するという。価値のわからない人間ほど価格にこだわるが、そういう人はたとえ安くなっても買わないのである。

私もMRETアクティベーターを普及販売しているので、もう少し宣伝したほうが良いとは思うのだが、共振する感性をもつ人にしかご縁は頂けないのかもしれない。もともと万人受けするような商品ではないので、それはそれで良いと考えている。

自分自身が共振して選択しているものは、自分の無意識を映す鏡でもある。そのような物を鏡として自分自身を深く理解するよすがとなれば幸いだろう。



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2024/08/12

水の瞑想

激しい酷暑が続いている。MRETアクティベーターのユーザーの方は活性水を十分活用して頂きたい。

MRETウォーターの活用方法については小冊子『MRETウォーター』にまとめているが、この季節だと、たとえばスポーツドリンクやアイスティーを作るのにも有効に活用してもらいたい。

また入浴や洗髪も、冬場には寒くてできないがMRETウォーターで行水をしてみるのもお勧めしておきたい。最初に軽くシャワーで汗を流しておくと、温冷浴のようにさっぱりするだろう。

以前にある方に、MRETウォーターはアセンションを促進する水だと言われたことがある。スピリチュアルに疎い私にはよく理解できなかったが、MRETアクティベーターに使用されているシューマン共振は人間の脳波に近い周波数をもっている。また瞑想中の脳波はアルファ波が優勢になるそうである。

するとMRETウォーターを体内に吸収するということは、脳だけではなく全身の細胞にアルファ波を伝達することになるのだろう。つまり体全体が瞑想状態に導かれるということにもつながるのかもしれない。

これまではMRETウォーターの健康面に関する効果が注目されてきたが、細胞レベルで瞑想状態を実現するメソッドとしても有効な手段なのではないだろうか。

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2024/07/10

未踏の研究領域

昨年の年末に車の車検を受けたのだが、エンジンからオイル漏れが生じていたので、シリンダーブロックのタペットカバーを交換して何とか車検を通してもらった。

しかしそれ以降もオイル漏れが続いていたので、自動車用品店でオイル漏れ防止剤を購入した。効果があるかどうかは不明だったが、MRETアクティベーターで防止剤を活性化してエンジンオイルに投入した。

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オイル漏れ防止剤の説明書には300km走行後には効果が表れると書いてあったが、MRET活性処理の防止剤を投入すると30kmも走らないうちにエンジン音が変化し、オイル漏れもしなくなった。

おそらくオイル漏れ防止剤は炭化水素系のポリマー化合物なので、その分子構造に含まれる水素結合が変化することによって弾性材の膨潤作用が向上したものと思われる。

水は一分子に二つの水素結合しか存在しないが、油脂類は炭化水素化合物なので一分子当たりの水素結合は水よりもはるかに多い。MRETアクティベーターの電磁波は水素結合に作用する特性をもっているので、炭化水素化合物のほうが強い影響を受けていると考えられる。ただし水とは異なり、どのような分子構造に変化するのかは今のところ不明である。

この件についてはドクターとも話をしたことはあるが、ドクターはMRETによる活性水については様々な研究を行っているが、オイルについては全く研究していないとのことだった。

したがってオイルのMRET処理について厳密な研究データはほとんど存在しないが、これは十分に研究する価値があると考えられる。

たとえばエンジンオイルを活性処理した場合の粘度や剪断安定性がどのように変化するのか、また灯油やガソリンを活性処理すると燃焼効率がどのように変化するのかは資源の有効活用の観点からも興味深い。

またオリーブオイルやアマニ油、MCTオイルなどを活性処理するとどのような効果があるのかも研究されるべきだろう。さらに生理活性物質として知られるDHAやEPAにも水素結合が含まれているので、何らかの活性効果はあるはずである。

また『MRETウォーター・サイエンス』にはMRET活性処理された抗生物質の作用効率が変化したこともMBCテストで確認されている。

MRETアクティベーターに対する固定概念を排除し、新たな研究領域を切り開く時期に来ているのかもしれない。

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2024/06/11

天地に還る道

私事ではあるが5月に母が亡くなった。奇しくも四十九日は七夕である。

個人的な感傷はともかく、やはり身近な人間が亡くなると人生や生命について様々な想いが浮かんでくる。

母は長らくパーキンソン病を患いターミナルケアを受けていたが、比較的意識ははっきりしていて意思の疎通もできていた。高齢でもあったのでほぼ天寿を全うしたといえると思うが、本人としてはどうだったのか今となっては伺い知ることはできない。

「生命は負のエントロピーを食べている」という言葉を残したのはシュレディンガーだが、あるいはフリタージュ反応もそのようなプロセスの一つと言えるのかもしれない。生体組織には逆にエントロピーが増大するプロセスもあり、そのようなバランスの中で生命は動的な安定性を保っているのだろう。

しかし死という厳然たる事実を前にしては、生命という存在に対して私たちはあまりにも無知であり無力であると感じざるをえない。

いずれは天地に還る定めではあるが、その間にいかに己自身を全うすべきか、そのような命題に心はとらわれるばかりである。

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