螺旋は続く
2月17日、私たちは早朝にホテルをチェックアウトしたが、会議室を使用できるのは12時からなので、そのままホテルのロビーで待機していた。ドクターは大学からのメールをノートパソコンでチェックしていた。
11時50分になるとホテルから会議室のあるビルに移動した。昨日確認していたが、歩いて5分もかからない場所にあった。到着するとすでに参加者の方が待っていたので、中に入って会議の準備を始めることにした。その後、次第に参加者の方も増えていき、ビデオ撮影を頼んでいた弟も到着した。
今回利用した会議室は無人会議室なので、プロジェクターやスクリーンを自分たちで設置しなくてはならない。参加者の方にも手伝っていただき、ようやく準備が整った。ところがプロジェクターに接続したドクターのパソコンからモニター出力ができない。ドクターはこれまでにこんなトラブルはなかったというが、しばらくいろいろ試してもやはり駄目である。見かねた参加者の方からパソコンを貸してもらい、ともかくもフリタージュ会議はスタートした。
ドクターのフルサイズの講演も久しぶりだが、内容的にはこれまでに行なったものとそれほど大きく変わった所はない。ただ、今回は時間的に余裕があるため、私としても十分な解説を行なうことができた。しかしビデオ撮影していた弟は、訳のわからない話を延々と英語で聴かされてまいっていたようである。
参加者の方は総じて意識が高く、ドクターの講演内容に対して意欲的な質問が多かったことは印象的である。この点は初心者の多い講演会よりは話がスムーズに進んで良かったと思うが、私としてはドクターの講演だけではなく、元素転換やMRETウォーターについて細かく検討する分科会のようなものができれば理想的だと思われた。
実際、ドクターの研究によって全てが解明されたわけではなく、さらに詳細な考察を行なうべき論点も少なくない。この点は今後の課題として検討すべき所だろう。
フリタージュ会議は16時過ぎ頃に終了した。今回は参加者も10名前後と少なく、また質問も講演の途中に解決していったのでコンパクトにまとまったが、やはりドクターの講演をフルサイズで行なうには5時間確保していて良かったと思われる。
その後、ドクターと私はウォーターデザインの久保田先生と活性水に関するディスカッションを行ない、17時に会議室を退出して新横浜駅に歩いていった。途中で久保田先生とお別れして、私と弟はドクターを羽田空港行きの電車に見送った。思う存分レクチャーしたドクターは上機嫌で帰っていった。
思えば横浜は13年前にドクターと初めて会った所でもある。あれから私たちはいろんな場所を旅して、再び横浜で一緒に会合を開くようになるとは夢にも思わなかった。その意味では一つの螺旋が描かれたようにも感じる。ここから次の螺旋がどのような弧を描いてゆくのか、しかと見届けることにしたい。
第3回フリタージュ会議に参加された皆さんに深くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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