2010/02/05

許されざる自由

ケルヴランが元素転換説を公表してすでに半世紀が経つわけだが、日本ではいまだに桜沢如一や千島学説との関連を取り上げる人々がいる。そこで改めて私の見解を示しておくことにしたい。

桜沢如一はマクロビオティックを普及させた人物だが、『無双原理・易』の中でケルヴランとの出会いを次のように語っている。ケルヴランは長年の研究の末、生物学的元素転換という事実を発見したが、それはあまりに革命的な概念だったため死後に公表することにして暗く寂しい晩年を送っていた。ところが桜沢の講演を聴いた彼は感銘を受け、その学説を公表する決意を固めた、というストーリーである。

そもそもケルヴランと桜沢はいつ頃出会ったのだろうか。第一作『生体による元素転換』がリリースされたのは1962年10月で、その半年前に桜沢は翻訳出版の許可を得たという。すると二人が講演会で出会ったのは1962年の4月ということになる。ところがケルヴラン側の資料によると最初の出会いはもう少し遡ることになる。

F・リビエールの著作『健康とマクロビオティック』に寄稿されているケルヴランの序文には以下のような記述がある。

"Georges Ohsawa, qui sejournait alors en Europe pour plusieurs mois et qui savait tres bien le Francais, en eut connaissance et vint me trouver a mon bureau debut 1961."

大意を示すと、桜沢は数か月間ヨーロッパに滞在しているときに多くのフランス人と知り合い、1961年初頭にケルヴランのオフィスを訪れたという。つまり二人が出会ったのは講演会ではなく、それ以前に桜沢がケルヴランの元を訪ねたというのである。

1961年初頭というと、すでにケルヴランは最初の論文を『レヴュー・ゼネラル・ド・シアンセ』に公表しており、1960年12月には『S&A』に「生命は錬金術師である」という記事が掲載されている。また1961年1月にはセーヌ川衛生評議会で一酸化炭素中毒に関する報告も行なわれている。要するに、桜沢が『無双原理・易』に記したようなケルヴランが死後に元素転換説を公表するつもりだったという話は、とんでもない作り話なのである。

また桜沢は千島学説で知られる千島喜久男をケルヴランの引き合わせたと伝えられ、元素転換説と千島学説が関連していると捉えている人もいるようである。ちなみにケルヴランは桜沢からの情報は全面的に受け入れていた。たとえば『自然の中の元素転換』には近畿大学の小田切教授の研究についても言及されているが、これもおそらく桜沢からの情報と見て間違いない。

ところがケルヴランの9冊の著作や20部以上の論文のどこにも千島博士や千島学説に関する記述はまったく存在しない。つまりケルヴランの一次資料において千島喜久男は存在しない人物であり、千島学説とフリタージュに関連性は認められないということになる。結論として、ケルヴランや元素転換説にまつわる不可解な情報や妄説はすべて桜沢を始めとする日本人が作り出したものだといえる。

桜沢如一を個人崇拝する人々や千島学説を信奉する人々にも宗教の自由は認めるべきだろう。しかし許されない自由というものも存在する。それは事実を歪曲する自由である。フリタージュの領域に真剣に足を踏み入れようとする人はこのことを肝に銘じておいて頂きたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/01/28

フリタージュ50周年

今年はケルヴランが元素転換説を公表してちょうど半世紀に当たる年である。フリタージュに関する彼の最初の論考「異常な代謝収支と生物学的元素転換」は『レヴュー・ゼネラル・ド・シアンセ』の1960年7-8月号に掲載されている。

Jan2624_2 私はこの論文のコピーをデータベース業者から入手し、その翻訳を『フリタージュの真実』に収録している。だが最近になってこの文献の原書をフランスの古書店から入手することができた。B5版より少し小さい76ページの雑誌だが、ケルヴランの論文は巻頭から14ページにわたって掲載されている。

ケルヴランはJ・ロンバールの要請によってこの論文を1959年末に出版社に渡したそうだが、発行上の都合によってその掲載が遅くなったそうである。そのためケルヴラン自身は元素転換説の確立された年を1959年と捉えていた。しかし文献的に確認できる資料としてはこれが最初のものなので、1960年を起点と考えても誤りではないだろう。

この『レヴュー・ゼネラル・ド・シアンセ』は『シアンセ・エ・ヴィ』のような通俗的な科学雑誌ではなく、フランス科学振興協会の機関紙の役割も果たしていた。ちなみにこの団体はフランスの高名な生理学者クロード・ベルナールによって創設されたもので、現在も存続している。少し調べてみると比較的簡単にこの組織のサイトを見つけることができた。(http://www.avancement-sciences.org/)

この雑誌の巻末にはフランス科学振興協会の活動に関する記述があるが、ケルヴランに関連するような人物の名前は見当たらなかった。しかし1968年の『レヴュー・ゼネラル・ド・シアンセ』にケルヴランの著作への書評を寄稿したR・フロンがアフリカの鉱産資源に関する報告を行なっていることが確認できた。もしかするとJ・ロンバールの依頼を受けたR・フロンがケルヴランの論文公表を取り計らったのかもしれない。

フリタージュ50周年といってもことさらの企画を構想しているわけではないが、その半世紀の歴史をいま一度検証する機会として捉えたいと考えている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/01/22

歴史語るもの

異端とされる研究を一人続けていくうちに、自然と人付き合いもなくなっていった。今年は年賀状が二枚だったが、昨年は親戚が喪中だったので年賀状をもらうことはなかった。自分の家が喪中でもないのに年賀状が届かない人間というのも珍しいと思う。おそらくこの記録は破られることはないだろうと自負している。

そんな閑散とした正月を毎年迎えているわけだが、久しぶりに新年の挨拶のメールが届いた。送り主はフランスのレオン・ゲゲンである。

レオン・ゲゲンはフランス農学アカデミー第5部会の会長であり、1970年代にケルヴランと激しい論争を繰り広げた人物である。数年前に私は偶然の重なりから彼と出会い、今なお「ケルヴラン事件」として語り継がれているアカデミーでの論争について様々な事実を教えてもらった。そしてその成果として『フリタージュの真実』は完成したのである。

もし彼と出会うことがなければ『フリタージュの真実』に示された内容は全て歴史の闇に埋没し、単なるケルヴランに関する資料集となっていたことだろう。ゲゲンはときに激しい口調で「あなたがケルヴランの信者なら、これ以上話すことは何もない!」と述べたが、そのたびに私はこの問題を客観的に検討する姿勢を強調してきた。

ある意味で彼との議論は厳しいものだったが、それ以上に当事者としての貴重な証言を得ることができた。私たちの関係は微妙な部分があったが、それでも私は彼の協力には感謝している。

ゲゲンのメールには送ったポストカードへの感謝の言葉が綴られていた。そして彼は今なお第5部会の会長を務め、いくつかの論文を公表しているという。

またどこから情報を得たのか、彼は「日本では農業を100%有機農業に転換する法案が準備されていると聞いたが、これは本当か?」と尋ねてきた。私はその情報はおそらく誤っていると伝え、現在の食品偽装の問題などを伝えておいた。

<異端審問>の時代を知るアカデミーの人間も、もはやレオン・ゲゲンその人だけである。人こそまさにその歴史といえるだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/01/15

MRETウォーターの抗ガン作用

現代ではガンは病気による死因の上位に位置づけられており、医学的には化学療法や外科手術、放射線治療など、その克服のための様々なアプローチが進められている。そのような知識がある人々は「ガンに対する予防・治療効果をもつ活性水」と聞くと、すぐさま営利目的の水商売という印象を抱くに違いない。だが、もしそこに少しでもプラスになる要素があるなら、話だけでも聞いてみるのはいかがだろうか。

MRETウォーターについてこれまでに出版された著作の中には、その抗ガン作用を示すいくつかの実験が公表されている。

たとえばアメリカのP・ペツォリ博士は、ガン細胞(HeLa)を通常の培養基とMRETで活性化した培養基で24時間培養する実験を行なっているが、通常の培養基によるガン細胞の増加率が133%であったのに対し、MRETで活性処理した培養基での増加率は66%に過ぎなかったという。要するにMRETの培養基はガン細胞の増殖を半分程度に抑えたことになる。

またMRETに関する最新作『活性水の応用生物物理学』によると、いくつかのグループに分けたBALB/cマウスに異なる処理時間の活性水を与える実験が行なわれている。

それによると、「予防処理」グループには2週間MRETウォーターを与えた後にエールリッヒガン細胞を接種し、その後3週間MRETウォーターを与えたという。また「治療処理」グループにはガン細胞を接種したあとの3週間にのみMRETウォーターを与えて比較している。

その結果、接種されたガン細胞の成長は「予防処理」グループで76%、「治療処理」グループでは55%抑制されたそうである。

もちろんこれはマウス実験のレベルであり、ガンや腫瘍にも様々な種類があるので、短絡的な結論は控えるべきだろう。おそらくMRETウォーターの細胞分裂への影響によるものと考えられるが、それについても今後の研究による検証が必要である。

だが、もしそこに現代医学が見落としている大きな可能性があるなら、難病に苦しんでいる人々にとって光明となるものが見出せるかもしれない。そしてこれらの実験において注目すべきことは、MRETウォーターにはガン細胞を抑制する予防効果があるという点である。

テレビをつけると嫌というほどガン保険のCMが流されている。リスク・マネジメントとしてそうした保険に入るのも結構だが、それ以前にガン発症を予防する対策としてMRETウォーターを活用する方がはるかに先見の明がある選択と思われるのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/01/08

過去との訣別

昨年の年末のことだが、意外な人物からメールが届いた。それはドイツのヘルムートである。

ヘルムートはドイツでケルヴランのサイトを制作しているが、『フリタージュの真実』の英訳ファイルを3月末に送信してから連絡は途絶えていた。

ヘルムートは最初のファイルと二番目のファイルは送信してきたが、それ以降チェックしたファイルを送ることはなかったので、私は完全に諦めていた。9ヶ月間も全く連絡してこなかったからである。

ところがヘルムートは謝罪の言葉とともに英文ファイルのチェックを再開したいと伝えてきた。そして、あろうことか英語版が完成した暁には自分もコメントを載せたいなどとのたまわってきた。

これまでに私が送った三つのファイルはいずれも4ページ程度のものである。それをまともに校正することもできず、長期間放置しておきながらそのような言葉を口にする態度には、さすがの私も憤りを隠すことができなかった。

どんな職場にも使えない人間はいるが、扱いに苦労するものである。私は彼に次のように返信しておいた。

「君に私の英文ファイルをチェックする時間があるとは思えない。なぜなら私はいまだに君に送った三番目のファイルを受け取っていないからだ。私は今年ヴィソツキー博士と会い、彼らの研究について直接コンタクトをとっている。だから、もはや君と話すことは何もない。」

その後しばらくしてヘルムートは校正した三つ目のファイルを送ってきた。しかし私はそれらを彼のメールとともに全て消去した。

たとえ共同作業を再開したとしても、おそらくヘルムートは同じ過ちを違う形で繰り返すことだろう。人の信頼をたやすく裏切るような軽薄な人間とつきあうつもりはない。

高いレベルの仕事をしようと思うなら低レベルの人間とは付き合わないことである。余計な絵の具は色を濁すだけだ。

今年からはこのような形で不必要なものをそぎ落としていくことも重要になるだろう。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/25

Nuclear Bio-reactor

ヴィソツキー博士が率いるキエフ・グループはこれまでに様々な培養菌や微生物触媒転換体(MCT)を使用した元素転換実験を行ない、その成果を自らの著作やICCFの論文として公表している。

このMCTは多種多様な微生物の共生組織とされ、環境条件に対する全体的な共生化作用が元素転換反応に大きな役割を果たしていることは『フリタージュの真実』に収録されている論文でも述べられている。だが、それでは一体MCTがどのようなものかについてはいずれの論文にもわずかな記述しか示されていない。

今年9月に来日したヴィソツキー博士は持参したCD-Rに収録されていた二つの動画ファイルを会場で上映した。それはタシレフ博士のRMMテクノロジーに関するものだった。

Dec25021 残念ながらその動画ファイルをここにアップすることはできないが、その中に microbial granules (微生物顆粒)というものが出てくる。ヴィソツキー博士によれば、若干成分は異なるものの、この黒い物質がMCTとほぼ同じものであるという。RMMの動画ファイルではこの微生物顆粒が廃水を浄化処理する実験プラントに使用されていた。

タシレフ博士はこの微生物顆粒をMBC(microbial catalyst)と呼んでおり、1992年に特許を取得しているという。その数年後にヴィソツキー博士に依頼され、元素転換の実験用に成分調整したものを提供するようになった。それがMCTということになるらしい。

ヴィソツキー博士の話では、当初はロシアのガマレヤ研究所のサモイレンコ博士に培養菌の調整を依頼していたが、サモイレンコ博士は高齢で、ウクライナから距離も離れているため、キエフ微生物学研究所のタシレフ博士に協力を仰ぐようになったという。

MBCとMCTがほぼ同じものであるなら、MBCを使用したRMMの実験プラントでもフリタージュ反応が生じている可能性がある。しかしタシレフ博士はあくまで化学的な分析しか行なっていないので、その検証は今後の課題といえるだろう。またタシレフ博士の特許についてもいずれは研究推進のために開示してもらいたいものである。

来るべき年に新たな知見が開かれることを切に願ってやまない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/18

『地質学における微量エネルギー元素転換』

2005年にリリースした『微量エネルギー元素転換の地質学と物理学における証明』が完売になって久しい。当初ワープロだったテキストもWORDに変換してひと通り校正も終えている。また画像やグラフもスキャナーで読み込んで手直しをしているので、再作成は難しいことではない。

しかしこの翻訳書は約150ページ近くあり、制作するとなると一定部数を発注する必要があるので、資金的にも当面制作する予定はない。

それとともに内容的にも大幅な改訂(というより改作)を行なう構想の下にいくつかの作業を進めている。その一つにG・シューベルの論文の翻訳がある。

『フリタージュの真実』でもおわかりのように、G・シューベルは晩年のケルヴランの研究活動を支えた地質学者である。先の翻訳書においてケルヴランは数多くの情報をG・シューベルから入手している。しかし彼はその一次資料を明確に提示しないまま、フリタージュの観点から内容を論評しているので、非常に理解しにくい著作になってしまっている。

そこで私はケルヴランが明示していないG・シューベルの論文の内容を明らかにすることによって、地質学におけるフリタージュの本質的な問題点を浮き彫りにしようと考えている。

Dec18020 たとえばG・シューベルが元素転換の可能性を示唆した地下核実験では、爆発空洞部から11本の試錐コアが採取され、それらの鉱物に含まれる元素の変動が調査されていたことが判明した。さらに隕石クレーターの調査についても具体的な分布図などのデータが得られている。

G・シューベルはユネスコの資源調査活動も行なった地質学者として知られている。彼の研究内容を明確にすることによって問題の本質がより鮮明になってゆくだろう。それらの成果をフィードバックした新しい著作という意味合いもこめて『地質学における微量エネルギー元素転換』というタイトルを冠したいと考えている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/08

核子クラスターの幻影

これまでキエフ・グループの研究を数多く取り上げてきたが、ここで一度原点に立ち戻ることにしよう。

HPをご覧頂いた方はおわかりだと思うが、ケルヴランのフリタージュ理論では水素と酸素が核子クラスターとして様々な元素と結合・分離して元素転換が生じるとされている。その正否はともかくとして、MCTの元素転換実験を知る私たちはそれをどのように捉えたらよいのだろうか。

ここでは核子クラスターを中心に考えてみることにしよう。ケルヴランの理論体系では元素転換反応を媒介する存在として位置づけられているが、水素・炭素・酸素、そしてアルファ粒子・重陽子がそれに含まれるという。

MCTを使用した実験ではマンガンが重陽子と結合して鉄57を生成する反応がある。またバリウムと炭素が結合してサマリウムに変化し、放射能が減衰したという実験結果も報告されている。これらについては核子クラスターとしての概念は有効といえるかもしれない。

だが残る水素・酸素・アルファ粒子はキエフ・グループの反応式には出てこない。ただし巨大地震が地殻内部の水素核融合によって生じるという説(ブラックライトプロセス)もあるので、もしかすると何らかの形で再認識される可能性は否定できないだろう。

問題はナトリウムと燐によって鉄54が生成されるという反応である。この反応には核子クラスターらしきものは存在しない。ナトリウム23と燐31はいずれも同位体比が100%である。似たような元素にアルミニウム27があるが、この原子二つが結合しても鉄54に転換することは理論的に可能である。

しかしそこには単純に割り切れない問題があるのだろう。それは各原子核内部の条件、そして転換反応を生じる量子的メカニズムによる規制があるのかもしれない。

ケルヴランの理論によるところの核子クラスターは必ずしも正当な存在ではなかったかもしれないが、MCTによるフリタージュ反応を理解する上での試金石の役割を果たしてくれるのではないだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/26

セカンド・パースペクティブ

今年の9月、キエフ・グループは『活性水の応用生物物理学』とともに新作を公刊している。それはインドのペンタゴンプレスから出版された『生体系における安定核種と放射性核種の元素転換』という著作である。

Nov26009 この本は以前の著作『生体系における同位体の元素転換と核融合』の内容を踏襲したものであり、章構成もほぼ同一である。ただしいくつかの新しい実験報告が付け加えられており、増補版と呼べる内容になっている。

またこの新作には世界伝承医学アカデミーの理事を務めるB・M・ヘッジ教授が序文を寄稿している。このヘッジ教授とヴィソツキー博士たちとの関係は不明だが、ロンドン大学の客員教授を務めたこともある人物らしい。

その序文の中でヘッジ教授は「本書は私の長年の苦悩に対する大いなる慰めとなるものである」と語り、これまで携わってきた医療業務の中で合理的には理解できなかった体験を述べている。そしてその中にはインドのアユルヴェーダ医学についても記されている。

アユルヴェーダについては前にも触れたが、西洋科学とは異なる世界観、そして西洋医学とは異なる生命観を持つ医療体系であり、それはセカンド・オピニオンを超えたセカンド・パースペクティブともいえる選択肢と捉えられなくてはならない。

もともと世界中の様々な国は独自の世界観と生命観に基づく、その風土に適した文明が営まれていた。それを西欧の資本主義経済とキリスト教の宣教師が経済的・宗教的支配のために侵略を繰り返し、それぞれの高度な伝統文化が失われ、西洋文明のスタイルが世界のスタンダードとされるようになったのである。

思えばヴィソツキー博士の住むウクライナも私たち日本人から見るとロシアの属国のような印象を受けるが、ちょうど中国と台湾のような関係にあると考えればいいだろう。彼らの研究には大きな勢力には服従しないアイディンティティーを感じるといえば大げさだろうか。

この新作にはMRETで活性処理された培養基による元素転換実験も収録されており、通常の培養基とは異なる転換効率が示されたという。MRETが細胞分裂に影響を与えるとすると、フリタージュ反応は細胞レベルで生じていることを示唆しているのかもしれない。

今後の研究の進展により、やがて彼らの新しいパースペクティブが明らかにされることになるだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/19

ホルミシスの深層

リウマチの症状が発症して二年がたつ。日常的には今のところ支障はないが、就寝時には指の腫れに苦しめられている。このままだといずれは関節が破壊され、骨が変形することになるのだろう。だが私は医者に頼ろうとは思わない。行き先はわかっているからである。

リウマチ科を訪ねると、効くのか効かないのか医者もわからない免疫調整薬を処方されることになるだろう。数か月たって効かなければサイトカイン阻害薬を処方される。やがてそれも効かなくなりバイオ製剤やステロイドなどを投与されることになる。それらが効力を失うと人工関節のオペが待っている。時間とお金をかけて薬漬けにされるようなものである。

西洋医学の対症療法の根底にあるのは政治や教育と同じ方法論、すなわち暴力で暴力を押さえ込み支配しようという考え方である。一時的にその場しのぎ的な効果は得られるが、これではいつまでたっても真の調和は得られない。

医者にかかるという選択肢の代わりに私が選んだのは代替医療である。これまでにも漢方やハーブなどを試してきたが、中でもホメオパシーには一定の効能を感じている。またインドのアユルヴェーダの薬も症状の緩和に役立った。

ところでホメオパシーのレメディーには時々アルミホイルに包まれているものがあるが、これは電磁波の影響を遮断するためだという。ということは電磁波にはホメオパシーのレベルで作用する効果があるということになる。

ホメオパシーのレメディーは希釈率が高いほど強い効能をもつという。これは一種のホルミシス効果と考えてよいかもしれない。そう考えるとMRETウォーターも電磁波をレメディーとするホメオパシーという捉え方ができるだろう。ヴィソツキー博士もMRETはホメオパシーや鍼灸と原理的に共通していると述べていた。

多量では有害だが微量なら有益な作用をもたらすというホルミシス効果は放射能や電磁波だけではなく、カフェインやアルコールなどの化学物質にも適用されるという。しかしその包括的な作用メカニズムについてはホメオパシー同様解明されていない。MRETウォーターに関する研究はその効果を定量化するための良いモデルといえるだろう。

どのような結果が得られるかはわからないが、今後は細胞に対するホルミシス効果という点に着目して代替医療を活用していきたいと考えている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«フリタージュの転換効率