2026/04/13

コンパニオンプランツとフリタージュ

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桜も満開を過ぎた頃だが、花びらの散った実家の庭には例年どおり雑草が繁茂していた。

少しずつ草取りをしているが、この雑草は一種類ではなく複数の植物のようである。実際に抜いてみると根がからみあっていて、かなり草取りに対する抵抗力が強くなっている感じがする。

トマトとバジルなどを一緒に栽培すると病虫害などに対する抵抗性が高まるという。このような植物をコンパニオンプランツと呼ぶらしい。雑草にもそのような共生関係があるのかもしれない。

コンパニオンプランツは経験則に基づいていて、詳細なメカニズムについては不明な部分も多いらしい。もしかすると根粒菌や土壌の微生物なども一定の役割を果たしているかもしれない。ケルヴランやバランジェは植物における元素転換反応を研究していたが、このような共生関係においてフリタージュ反応が生じるのかは興味深いところである。 

近年では腸活とともに腸脳相関ということが言われるようになっている。腸には腸内細菌がいるが脳には微生物はいない。すると何によってこの腸脳相関は成立しているのだろうか?

植物の根は動物の腸に相当しているが、脳に相当する部分は不明である。植物にも腸脳相関が存在すると考えると、コンパニオンプランツという現象を別の視点から捉えることもできるかもしれない。

「人間は天から生えた植物である」と言ったのはプラトンだが、もしかすると私たちが理解していると考えていることとは全く反対の真実が、そこにあるのかもしれない。


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2026/03/31

量子の指

昨年のフリタージュ会議では、ケルヴランとドクターの研究の共通点と相違点についても少し触れている。

ケルヴランの元素転換説は核子クラスターの媒介によって反応が成立しているが、その問題点については『フリタージュの真実』に記載している。しかし核子クラスターという考え方はある意味でわかりやすく、元素転換反応を統一的に理解する方法論としては評価できるかもしれない。

一方、ドクターの実験は非常に独創的で、実験対象となる微生物やフリタージュ反応も多様性に富んでいる。その点は興味深いのだが、それらの全てをCCSで説明できるとは思えない。

すでに説明したように、ドクターの研究には核子クラスターという概念は存在しない。陽子や重陽子はそれに近いかもしれないが、ドクターの研究全体を統一的に説明する理論は今のところ存在しない。

たとえばイオン結合などの化学反応では、電子の手という言葉でそのプロセスを説明しているが、フリタージュ反応には同位体の問題があるので、その選択性を司る量子の指といえるようなメカニズムがあるのかもしれない。

このあたりを理論的に構築することは難しいが、個々の実験における反応メカニズムを絞りこむ上でも有効な概念として検討したいと考えている次第である。

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2026/03/17

MRETコンクリート実験

以前に言及したことのあるMRETコンクリートについて簡易的な実験を行なうことにした。

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500mlのペットボトル3本にセメント500gを入れて、通常の水と30分活性水、60分活性水を80mlずつ各ボトルに注入した。その後、蓋を閉めて適宜撹拌を行なった。

乾燥にはしばらくかかると思うが、今のところ外観はほぼ同じである。おそらく硬化した後もさほど違いはないと思われるが、MRETウォーターがセメントの凝結作用にどのような影響を及ぼすのか興味深いところである。

コンクリートの強度試験には特殊な設備が必要なので、今回はそこまで行なうつもりはない。ただし活性処理時間によって耐久性に格差が見られるようなら今後も継続的に実験を行ないたいと考えている。

ちょうど実家のリフォームを進めているので、この実験結果によってより良い方法を発見したいと期待している。また漆喰や珪藻土にも応用が可能かどうかをいずれ確認したいと思う次第である。

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2026/02/21

地球磁場と細胞の進化

昨年のフリタージュ会議ではMRETウォーターに関する講演をさせてもらったが、その中である研究を紹介した。それはパルス磁場によるマイトファジーに関する研究である。

講演ではMRETウォーターの抗生物質に対する作用効率やガンに罹患したマウスに対する影響についてレクチャーしたが、これらはキエフ大学やモスクワ大学の研究によって検証されているものである。しかしその詳細な作用機序は完全には解明されていない。

紹介したマイトファジーの研究はMRETウォーターと直接関係はないが、もしかするとその反応プロセスを示唆する可能性を含めて紹介させてもらった。具体的には地球磁場よりも弱いパルス磁場の変動がミトコンドリアのオートファジーを誘導するというものである。

ミトコンドリアは細胞内のオルガネラの一つだが、もともとはαプロテオバクテリアという独立した微生物が真核細胞と共生関係になり、細胞内部で独特の役割を担うようになったと言われている。

アメリカの研究者のS・ゴルトフェインは、このミトコンドリアが元素転換反応に関与していると考えていたが、一つの仮説としては興味深い。

パルス磁場がミトコンドリアに影響を与えるのであれば、地球磁場の変動も細胞の変化に何らかの影響を与えていることも十分考えられるだろう。古地磁気学によると地球の磁場は過去に何度も逆転しているので、細胞レベルの生物の進化に対する影響もあったのかもしれない。

特定の条件において微生物がフリタージュ反応を生じるという現象は、もしかするとその進化のプロセスで細胞レベルで生じた影響のなごりを反映していると考えることもできるのではないだろうか。

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2026/01/28

『ガンマ線レーザー』

ケルヴランは元素転換に関する研究書を9冊も公刊しているが、ドクターの著作は意外と少ない。フリタージュとMRETウォーターに関する研究書はすでに翻訳しているが、それ以外の著作としては1989年に公表された『ガンマ線レーザー』が上げられる。これは当時の共同研究者のR・N・クズミンとの共著として公刊されたものである。

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ドクターの専門は放射線物理学であり、博士論文もメスバウアー効果に関する研究だった。また『生体系における同位体の元素転換と核融合』にはフリタージュ反応を検証するためにレーザーTOF質量分析器が使用されているが、翻訳の完成度を高めるためにこの装置はどこのメーカーのモデルかを尋ねたところ、これは自分たちで製作したものだという回答だった。パソコンの自作とは少し異なるかもしれないが、おそらく各メーカーのパーツをアセンブリ結合したものなのかもしれない。

この著作はちょうど常温核融合が発見された年に発行されており、フリタージュ研究とは無関係だが、放射線物理学に関するドクターの見識を示すものであり、分析データの信頼性を保証する証左とも言えるだろう。また後の様々な実験においてドクターは異なる分析機器を使用しているが、それも放射線物理学の知識に基づいて選択されていることが理解されるだろう。

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2026/01/10

MRETの薬理活性作用

昨年の12月は実家の片付けや車の入れ替えなどで、かなり疲れのたまる年末だった。その疲労のせいか目が充血して結膜炎のような状態になった。

薬を入れるのはあまり好きではないが、ドラッグストアで目薬を買ってしばらく使っていた。点眼するときに若干刺激を感じたので、先端のパーツを外してMRETアクティベーターで活性化してみると不思議なことに刺激がなくなり、目覚めたときの状態も良くなったように感じた。

目薬にはいろんな成分が入っているが、私が使用した目薬にはタウリンの含有量が最も多かった。タウリンは滋養強壮を促進する有効成分として知られているが、非常に水溶性が高い特性をもっている。

昨年のフリタージュ会議では、MRET活性処理による抗生物質の作用効率の変化について講演を行なったが、全ての抗生物質が一様に変化したわけではなく、特に水溶性の高い抗生物質の作用効率が大きく変化していた。そうするとMRET活性処理は水溶性の高い化学物質に対して強い影響を与えることが想定されるだろう。

これは今のところ作業仮説ではあるが、今後の研究のアプローチとして興味深い視点と言えるかもしれない。おそらく構造化学における分子構造の変化によって検証することが可能になるものと思われる。



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2025/12/24

ケルヴランのキャリア

日本ではケルヴランは元素転換説を提唱した人物として知られているが、もともとケルヴランがどのような仕事をしていたのかはあまり知られていない。

これについては『生物学的元素転換』の第9章「錬金術師の道程」に少し記しているが、その全貌が解明されたわけではない。

最近になってケルヴランが元素転換説とは関係のない著作を残していたことが判明した。それは『私たちの国土』というものである。 

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これは1941年にパリ大学の出版部から公刊されたもので、フランス各地の鉱物資源などについてまとめられた資料である。

ケルヴランは1930年代にサヴォワ県シャンベリーで技術教育視学を務めており、その当時も地元の雑誌『レビュー・ド・サヴォワ』に同様の記事を書いている。この著作はおそらくそれらの情報をまとめたもののようである。

技術教育視学という役職は聞き慣れないものだが、日本の文科省にも視学官という役職があるらしい。時代や国は異なるが、おそらくそれに近い業務をしていたものと推測される。

ケルヴランが元素転換説を公表したのは1960年であり、そのキャリアをリタイアした後だと思われる。日本では還暦に近い年齢であり、セカンドキャリアとして選んだのがフリタージュ研究活動ということになるのだろう。

そこからケルヴランは9冊の著作と30本以上の論文を公表していることは周知の事実である。その内容はともかく、バイタリティー溢れる後半生の活動は見習いたいものである。

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2025/12/03

V・M・クラショフの研究

最近まで知らなかったが、ロシアの物理学者のV・M・クラショフはT・M・サクノとともに元素転換反応に関する研究を行なっている。

二人は独立研究者のようだが、2002年には「微生物による石油の生成方法」という国際特許を取得しており、2014年には「微生物による同位体の転換方法」というロシア特許を取得している。

また2016年には「微生物による金・プラチナの生成方法」、そして2017年には「微生物による超ウラン元素の生成方法」という特許を取得している。

彼らはかなり以前から独自の研究を行なっていたようだが、ドクターから彼らの研究について聞いたことはなく、また論文に引用されたこともない。したがって全く独立的に研究を進めていたらしい。

彼らが実験に使用しているのはチオバチルス、すなわち硫黄細菌のようだが、これはドクターの実験にはこれまでに使用されたことのない微生物である。

その点では非常に興味深いのだが、実際にどのような実験を行なったのかは不透明な部分も多い。いくつかの特許は取得しているが、個々の実験に関する論文は公表されていないようである。また一部の特許はロシア語だけであり、内容を把握しにくい面もある。

一度メールを送ったことはあるのだが、今のところコンタクトは取れていないので、研究の詳細に関しては不明な点も多い。

しかしドクターとは異なる形でのアプローチを行なっているところは注目に値するので、今後も調査していきたいと思う次第である。


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2025/11/16

フェムト水素による核反応

CCSはおそらくコールドフュージョンの一部のケースには適用できるかもしれないが、生体組織における元素転換反応には適用できない。これについては次回のフリタージュ会議までの宿題にしておくので、フリタージュ・ブックスやドクターの論文を精査して各自検討して頂きたい。

フリタージュ反応のメカニズムについては、これまでにもニュートリノが酵素反応に関与するといったモデルが提示されているが、最近ある研究者の論文を偶然見つけたので紹介しておきたい。それは児玉紀行氏のフェムト水素による核反応に関する論文である。

ダウンロード - kodama01.pdf

児玉氏はコールドフュージョンの研究をされているみたいだが、これまでドクターと参加した学会でお会いしたことはなかった。フェムト水素というものも初めて聞いたが、これによって常温核融合とフリタージュ反応を統一的に説明することができるという趣旨のようである。

はたしてフェムト水素というものが存在するのかどうかは不明だが、CCSよりは実体的な反応メカニズムであり、これまでの実験結果と照合してみるのも面白いかもしれない。児玉氏はこのフェムト水素によるコールドフュージョンは核反応と化学反応の中間的なエネルギーで進行すると述べているが、興味深いことにケルヴランも同じような言葉を残している。

ケルヴランやドクターの研究は一つの軸ではあるが、それ以外にも様々な研究者が独自のアプローチを行なっていることに留意すべきだと思われる。

 

 

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2025/11/04

フリタージュ研究の乖離

ケルヴランの『生物学的元素転換』しか読んだことのない人は、ケルヴランの研究をドクターが継承していると考えているかもしれない。しかしケルヴランとドクターの研究には共通点より相違点のほうが多いと言える。

たとえばケルヴランの所説としてはフリタージュ反応は核子クラスターの分裂・融合に基づく反応だが、ドクターの論文には核子クラスターという概念は存在しない。またケルヴランの研究は生体組織に含まれる軽い元素が中心だが、ドクターの研究は鉄・マンガン以降の重い元素を対象としている。

ケルヴランの研究の問題点については『フリタージュの真実』に記しているが、それについてはドクターの著作でも批判されている。しかしドクターの研究もまた不完全であり、特にフリタージュ反応のメカニズムと理論的解釈については『未来のフリタージュ』に記載しているとおりである。

ドクターはコールドフュージョンとフリタージュ反応をCCS、すなわち量子のコヒーレント相関状態に基づく反応と考えている。このCCSはもともとレベデフ物理学研究所のV ・V・ドドノフが1980年代に確立した理論である。

現在、ブラジリア大学に在籍しているドドノフ博士にドクターの論文を送ったところ、CCSを常温核融合に適用することは誤りであるという返信を受け取った。しかしドドノフ博士の意見にも関わらず、ドクターは自説を曲げるつもりはないらしい。

具体的な説明は次回のフリタージュ会議で行なうことになると思うが、CCSはアハラノフ・ボーム効果のように実際に観測されたこともないし、理論的に破綻している。ドクターに限らず、コールドフュージョンの研究者は明らかに破綻している理論を主張している科学者が多い。この点については少し調べればわかることである。 

いずれにせよ私たちは、いかなる権威ある研究者の言葉も鵜呑みにすることなく、真実を追究することだけに専心すべきであることを銘記しておきたい。

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