地球磁場と細胞の進化
昨年のフリタージュ会議ではMRETウォーターに関する講演をさせてもらったが、その中である研究を紹介した。それはパルス磁場によるマイトファジーに関する研究である。
講演ではMRETウォーターの抗生物質に対する作用効率やガンに罹患したマウスに対する影響についてレクチャーしたが、これらはキエフ大学やモスクワ大学の研究によって検証されているものである。しかしその詳細な作用機序は完全には解明されていない。
紹介したマイトファジーの研究はMRETウォーターと直接関係はないが、もしかするとその反応プロセスを示唆する可能性を含めて紹介させてもらった。具体的には地球磁場よりも弱いパルス磁場の変動がミトコンドリアのオートファジーを誘導するというものである。
ミトコンドリアは細胞内のオルガネラの一つだが、もともとはαプロテオバクテリアという独立した微生物が真核細胞と共生関係になり、細胞内部で独特の役割を担うようになったと言われている。
アメリカの研究者のS・ゴルトフェインは、このミトコンドリアが元素転換反応に関与していると考えていたが、一つの仮説としては興味深い。
パルス磁場がミトコンドリアに影響を与えるのであれば、地球磁場の変動も細胞の変化に何らかの影響を与えていることも十分考えられるだろう。古地磁気学によると地球の磁場は過去に何度も逆転しているので、細胞レベルの生物の進化に対する影響もあったのかもしれない。
特定の条件において微生物がフリタージュ反応を生じるという現象は、もしかするとその進化のプロセスで細胞レベルで生じた影響のなごりを反映していると考えることもできるのではないだろうか。



最近のコメント