2026/01/28

『ガンマ線レーザー』

ケルヴランは元素転換に関する研究書を9冊も公刊しているが、ドクターの著作は意外と少ない。フリタージュとMRETウォーターに関する研究書はすでに翻訳しているが、それ以外の著作としては1989年に公表された『ガンマ線レーザー』が上げられる。これは当時の共同研究者のR・N・クズミンとの共著として公刊されたものである。

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ドクターの専門は放射線物理学であり、博士論文もメスバウアー効果に関する研究だった。また『生体系における同位体の元素転換と核融合』にはフリタージュ反応を検証するためにレーザーTOF質量分析器が使用されているが、翻訳の完成度を高めるためにこの装置はどこのメーカーのモデルかを尋ねたところ、これは自分たちで製作したものだという回答だった。パソコンの自作とは少し異なるかもしれないが、おそらく各メーカーのパーツをアセンブリ結合したものなのかもしれない。

この著作はちょうど常温核融合が発見された年に発行されており、フリタージュ研究とは無関係だが、放射線物理学に関するドクターの見識を示すものであり、分析データの信頼性を保証する証左とも言えるだろう。また後の様々な実験においてドクターは異なる分析機器を使用しているが、それも放射線物理学の知識に基づいて選択されていることが理解されるだろう。

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2026/01/10

MRETの薬理活性作用

昨年の12月は実家の片付けや車の入れ替えなどで、かなり疲れのたまる年末だった。その疲労のせいか目が充血して結膜炎のような状態になった。

薬を入れるのはあまり好きではないが、ドラッグストアで目薬を買ってしばらく使っていた。点眼するときに若干刺激を感じたので、先端のパーツを外してMRETアクティベーターで活性化してみると不思議なことに刺激がなくなり、目覚めたときの状態も良くなったように感じた。

目薬にはいろんな成分が入っているが、私が使用した目薬にはタウリンの含有量が最も多かった。タウリンは滋養強壮を促進する有効成分として知られているが、非常に水溶性が高い特性をもっている。

昨年のフリタージュ会議では、MRET活性処理による抗生物質の作用効率の変化について講演を行なったが、全ての抗生物質が一様に変化したわけではなく、特に水溶性の高い抗生物質の作用効率が大きく変化していた。そうするとMRET活性処理は水溶性の高い化学物質に対して強い影響を与えることが想定されるだろう。

これは今のところ作業仮説ではあるが、今後の研究のアプローチとして興味深い視点と言えるかもしれない。おそらく構造化学における分子構造の変化によって検証することが可能になるものと思われる。



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2025/12/24

ケルヴランのキャリア

日本ではケルヴランは元素転換説を提唱した人物として知られているが、もともとケルヴランがどのような仕事をしていたのかはあまり知られていない。

これについては『生物学的元素転換』の第9章「錬金術師の道程」に少し記しているが、その全貌が解明されたわけではない。

最近になってケルヴランが元素転換説とは関係のない著作を残していたことが判明した。それは『私たちの国土』というものである。 

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これは1941年にパリ大学の出版部から公刊されたもので、フランス各地の鉱物資源などについてまとめられた資料である。

ケルヴランは1930年代にサヴォワ県シャンベリーで技術教育視学を務めており、その当時も地元の雑誌『レビュー・ド・サヴォワ』に同様の記事を書いている。この著作はおそらくそれらの情報をまとめたもののようである。

技術教育視学という役職は聞き慣れないものだが、日本の文科省にも視学官という役職があるらしい。時代や国は異なるが、おそらくそれに近い業務をしていたものと推測される。

ケルヴランが元素転換説を公表したのは1960年であり、そのキャリアをリタイアした後だと思われる。日本では還暦に近い年齢であり、セカンドキャリアとして選んだのがフリタージュ研究活動ということになるのだろう。

そこからケルヴランは9冊の著作と30本以上の論文を公表していることは周知の事実である。その内容はともかく、バイタリティー溢れる後半生の活動は見習いたいものである。

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2025/12/03

V・M・クラショフの研究

最近まで知らなかったが、ロシアの物理学者のV・M・クラショフはT・M・サクノとともに元素転換反応に関する研究を行なっている。

二人は独立研究者のようだが、2002年には「微生物による石油の生成方法」という国際特許を取得しており、2014年には「微生物による同位体の転換方法」というロシア特許を取得している。

また2016年には「微生物による金・プラチナの生成方法」、そして2017年には「微生物による超ウラン元素の生成方法」という特許を取得している。

彼らはかなり以前から独自の研究を行なっていたようだが、ドクターから彼らの研究について聞いたことはなく、また論文に引用されたこともない。したがって全く独立的に研究を進めていたらしい。

彼らが実験に使用しているのはチオバチルス、すなわち硫黄細菌のようだが、これはドクターの実験にはこれまでに使用されたことのない微生物である。

その点では非常に興味深いのだが、実際にどのような実験を行なったのかは不透明な部分も多い。いくつかの特許は取得しているが、個々の実験に関する論文は公表されていないようである。また一部の特許はロシア語だけであり、内容を把握しにくい面もある。

一度メールを送ったことはあるのだが、今のところコンタクトは取れていないので、研究の詳細に関しては不明な点も多い。

しかしドクターとは異なる形でのアプローチを行なっているところは注目に値するので、今後も調査していきたいと思う次第である。


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2025/11/16

フェムト水素による核反応

CCSはおそらくコールドフュージョンの一部のケースには適用できるかもしれないが、生体組織における元素転換反応には適用できない。これについては次回のフリタージュ会議までの宿題にしておくので、フリタージュ・ブックスやドクターの論文を精査して各自検討して頂きたい。

フリタージュ反応のメカニズムについては、これまでにもニュートリノが酵素反応に関与するといったモデルが提示されているが、最近ある研究者の論文を偶然見つけたので紹介しておきたい。それは児玉紀行氏のフェムト水素による核反応に関する論文である。

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児玉氏はコールドフュージョンの研究をされているみたいだが、これまでドクターと参加した学会でお会いしたことはなかった。フェムト水素というものも初めて聞いたが、これによって常温核融合とフリタージュ反応を統一的に説明することができるという趣旨のようである。

はたしてフェムト水素というものが存在するのかどうかは不明だが、CCSよりは実体的な反応メカニズムであり、これまでの実験結果と照合してみるのも面白いかもしれない。児玉氏はこのフェムト水素によるコールドフュージョンは核反応と化学反応の中間的なエネルギーで進行すると述べているが、興味深いことにケルヴランも同じような言葉を残している。

ケルヴランやドクターの研究は一つの軸ではあるが、それ以外にも様々な研究者が独自のアプローチを行なっていることに留意すべきだと思われる。

 

 

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2025/11/04

フリタージュ研究の乖離

ケルヴランの『生物学的元素転換』しか読んだことのない人は、ケルヴランの研究をドクターが継承していると考えているかもしれない。しかしケルヴランとドクターの研究には共通点より相違点のほうが多いと言える。

たとえばケルヴランの所説としてはフリタージュ反応は核子クラスターの分裂・融合に基づく反応だが、ドクターの論文には核子クラスターという概念は存在しない。またケルヴランの研究は生体組織に含まれる軽い元素が中心だが、ドクターの研究は鉄・マンガン以降の重い元素を対象としている。

ケルヴランの研究の問題点については『フリタージュの真実』に記しているが、それについてはドクターの著作でも批判されている。しかしドクターの研究もまた不完全であり、特にフリタージュ反応のメカニズムと理論的解釈については『未来のフリタージュ』に記載しているとおりである。

ドクターはコールドフュージョンとフリタージュ反応をCCS、すなわち量子のコヒーレント相関状態に基づく反応と考えている。このCCSはもともとレベデフ物理学研究所のV ・V・ドドノフが1980年代に確立した理論である。

現在、ブラジリア大学に在籍しているドドノフ博士にドクターの論文を送ったところ、CCSを常温核融合に適用することは誤りであるという返信を受け取った。しかしドドノフ博士の意見にも関わらず、ドクターは自説を曲げるつもりはないらしい。

具体的な説明は次回のフリタージュ会議で行なうことになると思うが、CCSはアハラノフ・ボーム効果のように実際に観測されたこともないし、理論的に破綻している。ドクターに限らず、コールドフュージョンの研究者は明らかに破綻している理論を主張している科学者が多い。この点については少し調べればわかることである。 

いずれにせよ私たちは、いかなる権威ある研究者の言葉も鵜呑みにすることなく、真実を追究することだけに専心すべきであることを銘記しておきたい。

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2025/10/03

縦糸と横糸

フリタージュ会議は、ふだんお会いすることのない方々と共通のテーマについて議論することができた充実した時間だったが、一つ心に残っていることがある。それはある参加者の方から新しい本について尋ねられたことである。

朔明社ではケルヴランの『生物学的元素転換』以外にもいくつかの本を出版している。しかし『未来のフリタージュ』以降新しい本は作成していない。

これまでフリタージュ・ブックスとしてリリースされた著作は、いわばフリタージュ研究の一次資料である。つまりケルヴランの研究にしろドクターの研究にしろ、できるだけ中立的な観点から翻訳・構成しており、その評価は読者に委ねている。

ケルヴランにはケルヴランの考え方があり、ドクターも独自の観点から自らの研究を進めている。これは他の研究者にも言えることであり、それらはフリタージュ研究において交わることのない縦糸と表現することができるかもしれない。

これまではそれで十分だと考えており、それがフリタージュ・ブックスの役割だと捉えていた。しかしこれらの縦糸を結ぶ横糸になるような存在が必要なのかもしれないと考えるようになってきた。いわばフリタージュ研究を一つの織物として完成させるための著作である。

それがどのようなものになるのかはまだわからないが、各研究者のプロフィールと世界観、そしてそれぞれの研究の共通点と相違点がキーワードになるだろう。

この複雑な要素をもつ織物をどのように完成させるのか、その手がかりを少しずつ模索しているところである。



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2025/09/17

ディノコッカスとパーキンソン病

第4回フリタージュ会議ではドクターの研究の概要を紹介したが、最初に公表された実験は放射能耐性菌のディノコッカスに関するものだった。興味深いことに、最近ではこのディノコッカスを使用した化粧品が販売されている。

このコスメはディノコッカス培養エキスを成分として含有しているもので、放射能のダメージからDNAを修復するディノコッカスによって紫外線やブルーライトによる皮膚のダメージを修復することが期待されるという。

ドクターの実験とは条件が異なるのでフリタージュ反応とは直接関連はないと思われるが、複数のコスメブランドからディノコッカス培養エキスを含む化粧品がリリースされているところを見ると、それなりに効果はあるらしい。

個人的には、この培養エキスを飲用すると体内でもフリタージュ反応のような効果が得られるのかについて関心がある。たとえばマンガン代謝異常症がパーキンソン病と関連しているという話もあるので、ディノコッカスのフリタージュ反応のメカニズムを本質的に解明することができれば、パーキンソン病の完治までいかなくても寛解に導く阻害薬の開発につながる可能性はあるだろう。

私の母もパーキンソン病を患っていたが、このようなアプローチを行なうことによって難病の寛解にも希望の光が見えるのかもしれない。

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2025/08/23

MRETウォーターと防災

今年も異常な酷暑が続いているが、その一方で地域的には線状降水帯が発生しており、極端な天候の変化が日常化しつつある。秋に近づけば猛暑はおさまるかもしれないが、台風シーズンにはまた同じような災害の発生が予想されるだろう。

そのような事態を予測して防災用品を備蓄することも大事だが、水の確保は何よりも優先される。災害時の訓練ではないが、先日まとまった雨が降ったので庭先にたらいを置いて雨水を貯めてみた。それを使用期限の過ぎた浄水フィルターでろ過した後、MRETアクティベーターで活性処理してペットボトルに入れてみた。

飲料水として使用するには煮沸したほうが良いと思うが、それ以外の用途にはほぼ使えるので洗顔や入浴などに使ってみたが、問題なく使用することができた。このようなことは実際にやってみるといろいろと気づかされることがある。もちろん水道が止まることは、かなりの災害時以外にはないかもしれないが、実体験としてやっておくことは大切なことである。

まず雨水をためることも大変だし、それを用途に合わせて浄化して備蓄することもかなり手間がかかる。水道代の節約としてはわりに合わないが、いざという時に何をすべきかを意識化するという点においては重要なことである。

地域によっても状況は異なると思うが、MRETアクティベーターを防災対策の一つとして活用してもらえたら幸いである。

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2025/08/02

MRETコンクリート

MRETウォーターは身体に良い影響を与える活性水という形で受け入れられているが、実は工業的な応用もできることはあまり知られていない。

アメリカのサンディエゴにある環境地質研究所はMRETウォーターを使用してコンクリートを製造している。コンクリートは水和作用によって凝結する産業資材だが、通常の水とMRETウォーターを使用してサンプル用のコンクリートの円柱を製作したという。

これらの円柱をアメリカのコンクリート検査に基づいて圧縮強度試験を行なったところ、MRETウォーターで製造したコンクリートは36%も強度が増強したというデータが得られている。またコンクリートの乾燥時間もMRETのほうがはるかに早かったという。

アメリカと日本ではコンクリートの検査基準も若干異なるようだが、もしこれが本当ならコンクリートを使用する建築現場で応用する価値があるかもしれない。実際には長期間の検査が必要になると思われるが、コンクリートの施工時間も短縮することができるなら実用的に有効な方法と言えるだろう。

また専門的な業者でなくても、たとえば家の玄関先や庭回りにセメントを使用しているケースも多い。そのような場所の補修にMRETコンクリートを使用してみても面白いだろう。

さらにリフォームに使用される資材や接着剤を、MRETによる活性処理で高機能化することもできるかもしれない。MRETアクティベーターは水だけではなく、様々なものを活性化できることを実験的に確認していきたいと考えている。

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