2018/04/06

螺旋は続く

2月17日、私たちは早朝にホテルをチェックアウトしたが、会議室を使用できるのは12時からなので、そのままホテルのロビーで待機していた。ドクターは大学からのメールをノートパソコンでチェックしていた。

11時50分になるとホテルから会議室のあるビルに移動した。昨日確認していたが、歩いて5分もかからない場所にあった。到着するとすでに参加者の方が待っていたので、中に入って会議の準備を始めることにした。その後、次第に参加者の方も増えていき、ビデオ撮影を頼んでいた弟も到着した。

今回利用した会議室は無人会議室なので、プロジェクターやスクリーンを自分たちで設置しなくてはならない。参加者の方にも手伝っていただき、ようやく準備が整った。ところがプロジェクターに接続したドクターのパソコンからモニター出力ができない。ドクターはこれまでにこんなトラブルはなかったというが、しばらくいろいろ試してもやはり駄目である。見かねた参加者の方からパソコンを貸してもらい、ともかくもフリタージュ会議はスタートした。

ドクターのフルサイズの講演も久しぶりだが、内容的にはこれまでに行なったものとそれほど大きく変わった所はない。ただ、今回は時間的に余裕があるため、私としても十分な解説を行なうことができた。しかしビデオ撮影していた弟は、訳のわからない話を延々と英語で聴かされてまいっていたようである。

参加者の方は総じて意識が高く、ドクターの講演内容に対して意欲的な質問が多かったことは印象的である。この点は初心者の多い講演会よりは話がスムーズに進んで良かったと思うが、私としてはドクターの講演だけではなく、元素転換やMRETウォーターについて細かく検討する分科会のようなものができれば理想的だと思われた。

実際、ドクターの研究によって全てが解明されたわけではなく、さらに詳細な考察を行なうべき論点も少なくない。この点は今後の課題として検討すべき所だろう。

フリタージュ会議は16時過ぎ頃に終了した。今回は参加者も10名前後と少なく、また質問も講演の途中に解決していったのでコンパクトにまとまったが、やはりドクターの講演をフルサイズで行なうには5時間確保していて良かったと思われる。

その後、ドクターと私はウォーターデザインの久保田先生と活性水に関するディスカッションを行ない、17時に会議室を退出して新横浜駅に歩いていった。途中で久保田先生とお別れして、私と弟はドクターを羽田空港行きの電車に見送った。思う存分レクチャーしたドクターは上機嫌で帰っていった。

思えば横浜は13年前にドクターと初めて会った所でもある。あれから私たちはいろんな場所を旅して、再び横浜で一緒に会合を開くようになるとは夢にも思わなかった。その意味では一つの螺旋が描かれたようにも感じる。ここから次の螺旋がどのような弧を描いてゆくのか、しかと見届けることにしたい。

第3回フリタージュ会議に参加された皆さんに深くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。


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2018/03/30

原宿から横浜へ

2月16日、この日の早朝にホテルをチェックアウトした私たちは新宿駅に向かった。しかしコインロッカーはどこにも空きがなかった。しばらく迷ったあげく、とりあえず原宿まで行ってから荷物を預けることにしようと考えた。

原宿駅に着いても荷物を預ける所がよくわからず、ビルの警備員に教えてもらったインフォメーションセンターで聞くと、そこで荷物を預かってもらえるという。そこで手続きをしているとドクターは受付の女の子とロシア語で話をしていた。彼女はロシアからの留学生だったようである。

原宿には三年前に来たことがあるが、ドクターは初めてだという。そこで私たちは明治神宮に向かった。平日にも関わらず多くの参拝者が訪れていた。

私は人間を祀った神社は個人的には好きではない。人間の世界で高い地位にあったり、名を成した人物なら神仏になれるのか、すこぶる疑問である。逆に言えば、人間にとって神仏とはそのような存在でしかないということでもある。
私はドクターにお賽銭を渡し、何も祈ることなく手を合わせた。

明治神宮に参拝したあと神宮橋で人形のパントマイムを見物して、私たちは竹下通りに向かった。以前に訪れたときには姪っ子たちの買い物に付き合わされて辟易したが、明治神宮とは好対照のスポットである。

ドクターは大学の教授だが、意外とこういう賑やかな場所が好きである。ヒッピーカルチャーだと言っていたが、テンションは高かった。私一人なら絶対訪れなかっただろう。

竹下通りを一周した後に荷物を受け取り、原宿から品川に移動して新幹線で横浜に向かった。新横浜駅に着くとホテルにチェックインして、弟に到着のメールを送った。

新横浜駅で弟と合流すると三人でみなとみらいに向かい、ランドマークタワーに行った。以前に訪れたときは夜だったので夜景が見えていたが、今回は昼だったのでこういう風景だったのかと思った。
ドクターはスカイツリーのときのようにパンフレットを見ながら成田空港や羽田空港などの方向を確認していた。

ランドマークタワーの後には赤レンガ倉庫まで歩いていき、3Fのカフェでしばらく寛いだ。その後、帰り道にドクターは橋の上からランドマークタワーを撮影していたが、弟は撮影ポイントを考えてルートを選択したという。このあたりは私も及ばない所である。

横浜観光を終えると弟と駅で別れてホテルに戻った。明日はいよいよ第3回フリタージュ会議である。

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2018/03/23

職人の流儀

2月15日、この日は11時からホテルのレストランで七沢研究所との会合が行なわれた。しかし会議の内容は難しい展開になった。たとえて言うなら、前に進む気持ちはあるのになかなかタイミングの合わない二人三脚のようなかんじである。

今回ドクターは要請どおり、初期の研究に関するレポートを提示してくれたので、事前協議に基づいて私も効率的な研究開発の方法を提案したのだが、ドクターはあまり納得していない様子だった。議論は平行線をたどり、当面はドクターのやり方を尊重した上で継続協議という形になった。

会合の後にしばらく考えたのだが、ドクターは半世紀近く研究者としてキャリアを積んでおり、研究のスタイルが確立している。いわば伝統工芸の職人のようなものである。まして研究開発は先の見えない特殊な仕事である。いくらビジネスライクに事を進めようとしても、納得のできない仕事はしたくないということなのだろう。

私もフリタージュ職人なので、その点については同意できる。ドクターとは長い付き合いなのにそういう部分に対して配慮が足りなかったかなと少し反省した。

Dsc_0003夕食は先日と同じ和食店に赴き、昨日とは異なるメニューを注文した。明日は新宿から横浜への移動だけなので、新宿御苑でも行こうかと考えていたら、ドクターは代々木公園に行こうという。代々木公園といわれてもピンとこなかったが、明治神宮界隈のことらしい。ドクターは新宿駅に荷物を預けて歩いていこうというので、時間もあるしそれも良いかもしれないと考えた。夕食の帰りには新宿駅前のイルミネーションを撮影してホテルに戻った。

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2018/03/16

新宿のプロムナード

2月14日の朝、ローズガーデンをチェックアウトしてヒルトンホテルに向かうと、ドクターと七沢研究所のスタッフと合流した。

ドクターのチェックアウト後に2Fのラウンジで事前協議を行ない、その後七沢研究所に向かうものと思っていると、業務多忙のためこのまま新宿に留まるという。

私たちはタクシーで新宿駅前のホテルセンチュリーに移動してチェックインした。七沢研究所のスタッフはここで別の仕事に移り、明日このホテルでミーティングを行なうことになった。

ドクターは奥さんの白内障の薬を買いたいというので、ホテルの近くのドラッグストアに一緒に行き、店員に尋ねてみたが、病院の処方せんがないと購入できないという。何とかしてあげたかったが、こればかりはどうしようもなかった。

Dsc_0001

新宿駅は通過点としてはよく通るのだが、街中に出るのは30年ぶりかもしれない。私は夕食の場所を探してホテルの周辺を歩いてみたが、なかなか良さそうな店が見つからない。少し裏通りまで足を伸ばしてようやく和食店を見つけたので、6時過ぎにドクターとその店で夕食を取った。帰り際に歩いたホテル前のプロムナードはイルミネーションで輝いていた。

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2018/03/09

不在の地平

2月13日、この日は朝からANPB-2018が開催されていたが、私は10時半頃に会場に赴いた。ドクターから送られていたプログラムを見ても、私たちにはあまり関係のない内容に思われたからである。

私が着いた頃はちょうどコーヒーブレークの時間で、ドクターは一人の日本人と話をしていた。その方は帝京大学の教授だったが、ドクターの研究を熱心に聞いていたのでフリタージュ会議の案内を渡しておいた。この教授は福島の除染に関する研究もされているらしく、昼食のときにも私たちと同席してドクターと話をしていた。

ANPB-2018の会議の内容は、世界各国の原子力業界の現状報告という部分もあったが、第4世代の核反応炉の紹介や原子力企業の事業展開というものがほとんどで、私たちにはほとんど関連性のない話題ばかりだった。

私はなぜこの会議に招待されたのかをドクターに尋ねたが、理由はわからないという。おそらくこの会議の主催者はチェルノブイリのあるウクライナからの参加者を探したが、ウクライナの原子力事業者と接点がなかったので、学界のコネクションを通じてドクターを招待したのではないだろうか。

私は2時半ごろから始まったドクターの講演を動画撮影すると、いったんホテルに戻るとドクターに伝えてローズガーデンで休息をとった。夕方の6時に再びヒルトンホテルを訪れると、ドクターと約束した場所には誰もいなかった。部屋を訪ねてノックしても応答はない。ホテルのスタッフに尋ねてみると、2Fのグリルにディナーの予約が入っているという。そこには会議に参加していたメンバーはいたが、ドクターの姿はなかった。

これでは仕方がないと思って帰ろうとすると、ちょうどドクターが現れた。私はこのディナーには参加できないと思ったので、明日の予定を伝えて再びローズガーデンに戻った。

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2018/03/04

レセプションパーティー

2月12日の昼にはパリ経由で来日するドクターを羽田空港に迎えに行った。羽田空港に行ったのは今回が初めてだったが、前回に比べると比較的スムーズにドクターと合流することができた。

私たちは再び新宿に戻り、高層ビルの写真などを撮りながらヒルトンホテルに向かった。
ドクターがチェックインした後、私はいったんローズガーデンに戻り、近くで夕食でも取ろうと夕方に再びヒルトンホテルに向かった。

ホテルの地下に何軒か和食店があることを確認してドクターの部屋を訪れると、3Fでレセプションパーティーがあるというので私も同行することになった。

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レセプションパーティーでドクターと軽食を取っていると、クリスティーナ・ギレンという女性が話しかけてきた。クリスティーナはロイドレジスター・グループの主席コンサルタントであり、スエーデンの原子力事業の廃棄物処理にも携わっているそうである。
ドクターとしばらく話をしていたが、研究内容を理解したかどうかは不明である。

私はドクターの付き添いなので静かにパーティーの様子をうかがっていたが、エリック・セドラックというアメリカ人紳士が話しかけてきた。名刺を見ると国際弁護士らしい。なぜ国際弁護士がこんな学会に参加しているのか不思議だったが、原子力事業に関する法律は各国によって異なるようで、海外での事業展開についての案件をいくつも取り扱っているらしい。

こういう場では、ともすれば自分のことばかり話してしまう人がいるが、相手と共通する話題を見つけて共感性を高めることが重要である。私は弁護士の業務には詳しくないが、専門用語の翻訳は難しいでしょうと尋ねてみた。エリックは確かにそうだと笑ってくれた。

レセプションパーティーは2時間ほどで終わったが、原子力事業の関係者がほとんどでドクターのような研究者とは全く会わなかった。どうも私が最初に予想していたような学会とは異なる印象である。

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2018/02/23

気持ちが大事。

2月11日、私は新宿に向かっていた。今回ドクターはANPB-2018という学会に招待されて来日するのだが、それに合わせて七沢研究所との会合、そして第3回フリタージュ会議を開催することが目的である。

Anpb2018 ANPB-2018 (アジア原子力会議)は今回で6回目ということだが、新宿のヒルトンホテルで開催される。ドクターは招待されているので、ヒルトンホテルに宿泊するが、私は近くのホテルローズガーデンに予約を入れていた。

新宿駅からかなり歩いてホテルローズガーデンにたどり着いたのはPM4:00過ぎのことだった。ドクターは12日に羽田に着くということなので、ホテルでしばらく休憩してから、ヒルトンホテルの場所を確認しに行った。ローズガーデンからヒルトンホテルの距離は10分ほど歩いた場所にあった。

ヒルトンホテルの場所を確認したあと、ホテルに戻るときに信号待ちをしていたところ、「エクスキューズミー」と声をかけられた。振りむくと中国か台湾の家族連れがいて、店を探しているという。そこでスマホで検索してみると、すぐ近くにそのお店はあるようである。もしかしてと思ってビルに近づいてみると、そのビルの地下にお店の表示が見つかった。

声をかけてきたご主人は「サンキュー」と感謝してくれ、その家族連れのお婆さんは手を振ってくれた。国どうしはいろいろあるけど、人に喜んでもらえるのは嬉しいなと久しぶりに感じた瞬間だった。

それにしても日本人どうしは言葉が通じるのに、どうしてこうも無関心であろうとするのか。言葉が通じなくても気持ちの通じる体験がしたいものである。


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2018/01/25

第3回フリタージュ会議

来月のドクターの来日に合わせて第3回フリタージュ会議を開催する予定である。概要は以下の通りである。

日時 平成30年2月17日(土)PM12~17時
場所 ハロー貸会議室 新横浜 7F-A

参加費は無料だが定員は40名なので、参加予定の方は早めにご連絡頂ければ幸いである。

会議の内容は生物学的元素転換とMRETウォーターに関する講演をパワーポイントで行ない、その後参加者の皆さんの質疑応答とディスカッションを行ないたいと考えている。

なおこの会議室は無人会議室のため、予定時間の10分前からしか入室できない。私たちもそれから準備を行なうので、実質的には12時30分頃から開始することになるだろう。

横浜はドクターと私が2005年のICCF-12で初めて会った場所でもある。それから13年後に一緒にフリタージュ会議を行なうことになるとは、ある意味感慨深いものがある。

志をもつ方に私たちの活動を見届けて頂ければ幸いである。

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2018/01/12

ANPB-2018

2月12-13日にかけて東京でANPB-2018(アジア原子力会議)が開催される。ドクターはこの学会に招待されており、そこで講演を行なう予定である。

http://stratcoms.com/6thAsianBriefing18/

場所は西新宿だが、ドクターは12日の朝に来日して13日の昼に講演を行なうようである。私も同行する予定だが、学会自体に参加するつもりはない。ただし、ドクターからは翻訳した著作を現地販売したらどうかという話をされているので、例によってこの学会に潜入してドクターの講演を視聴しようと考えている。

学会の次の日には七沢研究所を訪問して研究開発に関する会合に参加する予定になっているので、スケジュール的にあまり余裕はないが、16日には再び東京に戻る予定であり、もし時間があればフリタージュ会議を行ないたいと考えている。ただし、ドクターの帰国便の予定がまだ決まっていないので、これも今のところ検討段階ではある。

しかしANPBにおける13日の講演以降の午後には時間があると思うので、もし上京することが可能な方がいるようなら、そこでドクターと懇親会のようなものを開くことは可能だと思う。これについて志をもつ方からのご意見を伺うことができれば幸いである。

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2018/01/02

シューマン波細胞工学

昨年私はMRETウォーターの研究書として『MRETウォーター・サイエンス』を完成させた。この著作はヴィソツキー博士の長年の研究成果をまとめたものだが、ドクターとは別に私は独自の実験を行なった。それはシューマン波による植物の栽培実験である。

現在も研究を継続しているので実験の詳細については公表を差し控えるが、シューマン波を照射して栽培した植物は他の植物とは異なる成長状態を示していた。その実験結果から示唆されることは、シューマン波は生体組織に対して少なくとも細胞レベルの影響を与えているということである。

ドクターの研究はシューマン波によって生成された活性水が生体組織に与える影響を様々な研究領域において調査したものであり、シューマン波による直接的な影響を評価したものではない。

これまで私たちはシューマン共振を「地球の脳波」と表現して、生物の進化に影響を与えてきたという言葉を無前提に受け入れ、理解していたつもりになっていたのかもしれない。しかしそれを裏付ける可視的・定量的なデータはこれまで存在しなかった。

様々な研究文献を調べてみたが、今回私が行なったような実験は誰も行なったことがないようである。そうするとこの実験結果はシューマン波による細胞レベルの影響を示す世界初の成果といえるのかもしれない。

今後の課題はそのメカニズムの解明だが、まずは植物がシューマン波を電磁波として認識しているのか、それとも光として受容しているのかを確認する必要がある。その上でシューマン波の細胞レベルの作用を包括的に研究していくべきだろう。そしてこれは微生物の発酵作用などにおいても確認することができるかもしれない。

そのような形で研究を進めることができれば、シューマン波による細胞工学という分野を確立することが可能になるだろう。そして遺伝子組み換えや放射線よりも安全な形で細胞の反応制御を行なうことができるようになれば、人工進化の可能性も視野に入るようになるのではないだろうか。

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